6.4. PostgreSQL 9.5 から 10 へのリモートデータベースのアップグレード

Red Hat Virtualization 4.3 では、PostgreSQL 9.5 ではなく PostgreSQL 10 が使われています。データベースをローカルにインストールした場合は、アップグレードスクリプトによりバージョン 9.5 から 10 に自動的にアップグレードされます。ただし、データベース (Manager または Data Warehouse) のどちらかが別のマシンにインストールされている場合は、Manager をアップグレードする前にそれぞれのリモートデータベースで以下の手順を実施する必要があります。

  1. マシンで実行しているサービスを停止します。

    • Manager マシン上の ovirt-engine サービスを停止します。

      # systemctl stop ovirt-engine
    • Data Warehouse マシン上の ovirt-engine-dwh サービスを停止します。

      # systemctl stop ovirt-engine-dwhd
  2. PostgreSQL 10 パッケージを取得するのに必要なリポジトリーを有効にします。

    Red Hat Virtualization Manager リポジトリーを有効にします。

    # subscription-manager repos --enable=rhel-7-server-rhv-4.3-manager-rpms

    あるいは、SCL リポジトリーを有効にします。

    # subscription-manager repos --enable rhel-server-rhscl-7-rpms
  3. PostgreSQL 10 パッケージをインストールします。

    # yum install rh-postgresql10 rh-postgresql10-postgresql-contrib
  4. PostgreSQL 9.5 サービスを停止し、さらに無効にします。

    # systemctl stop rh-postgresql95-postgresql
    # systemctl disable rh-postgresql95-postgresql
  5. PostgreSQL 9.5 データベースを PostgreSQL 10 にアップグレードします。

    # scl enable rh-postgresql10 -- postgresql-setup --upgrade-from=rh-postgresql95-postgresql --upgrade
  6. rh-postgresql10-postgresql.service を起動し、さらに有効にします。サービスが実行されていることを確認します。

    # systemctl start rh-postgresql10-postgresql.service
    # systemctl enable rh-postgresql10-postgresql.service
    # systemctl status rh-postgresql10-postgresql.service

    以下のような出力が表示されることを確認します。

    rh-postgresql10-postgresql.service - PostgreSQL database server
       Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/rh-postgresql10-postgresql.service;
    enabled; vendor preset: disabled)
       Active: active (running) since ...
  7. PostgreSQL 9.5 環境の pg_hba.conf クライアント設定ファイルを PostgreSQL 10 環境にコピーします。

    # cp -p /var/opt/rh/rh-postgresql95/lib/pgsql/data/pg_hba.conf  /var/opt/rh/rh-postgresql10/lib/pgsql/data/pg_hba.conf
  8. /var/opt/rh/rh-postgresql10/lib/pgsql/data/postgresql.conf の以下のパラメーターを更新します。

    listen_addresses='*'
    autovacuum_vacuum_scale_factor=0.01
    autovacuum_analyze_scale_factor=0.075
    autovacuum_max_workers=6
    maintenance_work_mem=65536
    max_connections=150
    work_mem = 8192
  9. PostgreSQL 10 サービスを再起動して設定の変更を適用します。

    # systemctl restart rh-postgresql10-postgresql.service
  10. ovirt-engine-dwhd サービスを起動します。

    # systemctl start ovirt-engine-dwhd

次に、Manager を 4.3 にアップグレードしてください。