1.2.5. Red Hat Virtualization Manager の更新

前提条件

  • Manager マシンで正しいリポジトリーが有効になっていること。Red Hat Virtualization 4.2 に必要なリポジトリーの一覧は、Red Hat Virtualization Manager リポジトリーの有効化 を参照してください。

    Red Hat Virtualization Manager の更新は、コンテンツ配信ネットワーク (CDN) 経由でリリースされます。

手順

  1. Manager マシンで、更新されたパッケージが利用可能かどうかを確認します。

    # engine-upgrade-check
  2. setup のパッケージを更新します。

    # yum update ovirt\*setup\* rh\*vm-setup-plugins
  3. engine-setup スクリプトで Red Hat Virtualization Manager を更新します。engine-setup スクリプトにより、設定に関する質問への回答が求められます。その後、ovirt-engine サービスの停止、更新パッケージのダウンロード/インストール、データベースのバックアップ/更新、インストール後設定の実施を経てから、ovirt-engine サービスが起動します。

    # engine-setup

    スクリプトが正常に完了すると、以下のメッセージが表示されます。

    Execution of setup completed successfully
    注記

    engine-setup スクリプトは、Red Hat Virtualization Manager のインストールプロセス中にも使用され、指定した設定値が保存されます。更新時に、設定のプレビュー時に保存された値が表示され、engine-config がインストール後に設定の更新に使用される場合は最新ではない可能性があります。たとえば、インストール後に engine-config を使用して SANWipeAfterDeletetrue へと更新した場合、engine-setup は設定プレビューに Default SAN wipe after delete: False と出力します。ただし、更新された値は engine-setup によって上書きされることはありません。

    重要

    更新プロセスに時間がかかる場合があります。完了する前にプロセスを停止しないでください。

  4. Manager にインストールされているベースオペレーティングシステムと、オプションパッケージを更新します。

    # yum update --nobest
    重要

    更新中に必要な Ansible パッケージの競合が発生した場合は、Cannot perform yum update on my RHV manager (ansible conflict) を参照してください。

    重要

    いずれかのカーネルパッケージが更新された場合には、マシンを再起動して更新を完了してください。