第3章 Red Hat Virtualization Manager のインストール

3.1. Red Hat Virtualization Manager マシンおよびリモートサーバーのインストール

  1. Red Hat Virtualization Manager は Red Hat Enterprise Linux 7 上で実行する必要があります。Red Hat Enterprise Linux の詳細なインストール手順は、『Red Hat Enterprise Linux 7 インストールガイド』を参照してください。

    このマシンは最低限の Manager ハードウェア要件 を満たしている必要があります。

  2. データベースに使用する第二の Red Hat Enterprise Linux マシンをインストールします。ここではこのマシンをリモートサーバーと呼びます。

コンテンツ配信ネットワークにアクセスすることのできないシステムに Red Hat Virtualization Manager をインストールするには、Manager を設定する前に「付録A Red Hat Virtualization Manager をオフラインでインストールするためのローカルリポジトリーの設定」を参照してください。

3.2. Red Hat Virtualization Manager リポジトリーの有効化

Red Hat Subscription Manager でシステムを登録し、Red Hat Virtualization Manager のサブスクリプションをアタッチし、Manager のリポジトリーを有効にします。

手順

  1. コンテンツ配信ネットワークにシステムを登録します。プロンプトが表示されたら、カスタマーポータルのユーザー名とパスワードを入力します。

    # subscription-manager register
    注記

    IPv6 ネットワークを使用していて IPv6 から IPv4 への (6to4) リレーを使用することができない、または使用する必要がある場合には、--baseurl オプションを追加して IPv6 互換の CDN ホストを使用することができます (subscription-manager register --baseurl=https://cdn6.redhat.com)。

  2. Red Hat Virtualization Manager のサブスクリプションプールを探し、プール ID を記録しておきます。

    # subscription-manager list --available
  3. 上記のプール ID を使用して、サブスクリプションをシステムにアタッチします。

    # subscription-manager attach --pool=pool_id
    注記

    現在アタッチされているサブスクリプションを表示するには、以下のコマンドを実行します。

    # subscription-manager list --consumed

    有効なリポジトリーをすべて一覧表示するには、以下のコマンドを実行します。

    # yum repolist
  4. リポジトリーを設定します。

    # subscription-manager repos \
        --disable='*' \
        --enable=rhel-7-server-rpms \
        --enable=rhel-7-server-supplementary-rpms \
        --enable=rhel-7-server-rhv-4.3-manager-rpms \
        --enable=rhel-7-server-rhv-4-manager-tools-rpms \
        --enable=rhel-7-server-ansible-2-rpms \
        --enable=jb-eap-7.2-for-rhel-7-server-rpms

Red Hat Virtualization Manager を設定する前に、Manager データベースをリモートサーバーに手動で設定する必要があります。Data Warehouse の設定スクリプトにより Data Warehouse データベースを自動的に設定しない場合には、この手順を使用してデータベースを手動で設定することもできます。

3.3. リモートの PostgreSQL データベースの準備

Manager マシンとは別のマシンにデータベースを手動で設定します。

注記

engine-setup および engine-backup --mode=restore コマンドは、システムロケールが違っていても en_US.UTF8 ロケールのシステムエラーメッセージしかサポートしません。

postgresql.conf ファイルのロケール設定は en_US.UTF8 に設定する必要があります。

重要

データベース名には、数字、アンダースコア、小文字しか使用できません。

Red Hat Virtualization Manager リポジトリーの有効化

Red Hat Subscription Manager でシステムを登録し、Red Hat Virtualization Manager のサブスクリプションをアタッチし、Manager のリポジトリーを有効にします。

手順

  1. コンテンツ配信ネットワークにシステムを登録します。プロンプトが表示されたら、カスタマーポータルのユーザー名とパスワードを入力します。

    # subscription-manager register
    注記

    IPv6 ネットワークを使用していて IPv6 から IPv4 への (6to4) リレーを使用することができない、または使用する必要がある場合には、--baseurl オプションを追加して IPv6 互換の CDN ホストを使用することができます (subscription-manager register --baseurl=https://cdn6.redhat.com)。

  2. Red Hat Virtualization Manager のサブスクリプションプールを探し、プール ID を記録しておきます。

    # subscription-manager list --available
  3. 上記のプール ID を使用して、サブスクリプションをシステムにアタッチします。

    # subscription-manager attach --pool=pool_id
    注記

    現在アタッチされているサブスクリプションを表示するには、以下のコマンドを実行します。

    # subscription-manager list --consumed

    有効なリポジトリーをすべて一覧表示するには、以下のコマンドを実行します。

    # yum repolist
  4. リポジトリーを設定します。

    # subscription-manager repos \
        --disable='*' \
        --enable=rhel-7-server-rpms \
        --enable=rhel-7-server-supplementary-rpms \
        --enable=rhel-7-server-rhv-4.3-manager-rpms \
        --enable=rhel-7-server-rhv-4-manager-tools-rpms \
        --enable=rhel-7-server-ansible-2-rpms \
        --enable=jb-eap-7.2-for-rhel-7-server-rpms

PostgreSQL データベースの初期化

  1. PostgreSQL サーバーパッケージをインストールします。

    # yum install rh-postgresql10 rh-postgresql10-postgresql-contrib
  2. PostgreSQL データベースを初期化し、postgresql サービスを起動し、さらにブート時に起動されるように設定します。

    # scl enable rh-postgresql10 -- postgresql-setup --initdb
    # systemctl enable rh-postgresql10-postgresql
    # systemctl start rh-postgresql10-postgresql
  3. postgres ユーザーとして、psql コマンドラインインターフェースに接続します。

    su - postgres -c 'scl enable rh-postgresql10 -- psql'
  4. デフォルトユーザーを作成します。Manager および Data Warehouse のデフォルトユーザーは、それぞれ engine および ovirt_engine_history です。

    postgres=# create role user_name with login encrypted password 'password';
  5. データベースを作成します。Manager および Data Warehouse のデフォルトのデータベース名は、それぞれ engine および ovirt_engine_history です。

    postgres=# create database database_name owner user_name template template0 encoding 'UTF8' lc_collate 'en_US.UTF-8' lc_ctype 'en_US.UTF-8';
  6. 新しいデータベースに接続します。

    postgres=# \c database_name
  7. uuid-ossp エクステンションを追加します。

    database_name=# CREATE EXTENSION "uuid-ossp";
  8. 言語に plpgsql がなければ、それを追加します。

    database_name=# CREATE LANGUAGE plpgsql;
  9. md5 クライアントの認証を有効にして、データベースにリモートからアクセスできるようにします。/var/lib/pgsql/data/pg_hba.conf ファイルを編集して、ファイルの一番下にある local で始まる行のすぐ下に以下の行を追加します。::0/32 または ::0/128 は、Manager または Data Warehouse マシンの IP アドレスに置き換えてください。

    host    database_name    user_name    ::0/32    md5
    host    database_name    user_name    ::0/128   md5

    以下に例を示します。

    host    engine    engine    10.00.0.114/22   md5
  10. データベースへの TCP/IP 接続を許可します。/var/opt/rh/rh-postgresql10/lib/pgsql/data/postgresql.conf ファイルを編集して、以下の行を追加します。

    listen_addresses='*'

    上記の例では、全インターフェースの接続をリッスンするように postgresql サービスを設定しています。IP アドレスを指定して、特定のインターフェースをリッスンするように設定することもできます。

  11. PostgreSQL サーバーの設定を更新します。/var/opt/rh/rh-postgresql10/lib/pgsql/data/postgresql.conf ファイルを編集して、以下の行を追加します。

    autovacuum_vacuum_scale_factor=0.01
    autovacuum_analyze_scale_factor=0.075
    autovacuum_max_workers=6
    maintenance_work_mem=65536
    max_connections=150
    work_mem=8192
  12. PostgreSQL データベースの接続に使用するデフォルトのポートを開放して、更新したファイアウォールルールを保存します。

    # firewall-cmd --zone=public --add-service=postgresql
    # firewall-cmd --permanent --zone=public --add-service=postgresql
  13. postgresql サービスを再起動します。

    # systemctl restart rh-postgresql10-postgresql
  14. オプションで、PostgreSQL のドキュメント の手順に従って、SSL を設定してデータベース接続をセキュリティー保護します。

3.4. Red Hat Virtualization Manager の設定

rhvm パッケージと依存関係をインストールし、engine-setup コマンドで Red Hat Virtualization Manager を設定します。スクリプトにより一連の質問が表示され、各質問に必要な値を入力すると、その設定が適用されて ovirt-engine サービスが開始されます。

重要

設定は、engine-setup コマンドの手順に従って、複数の段階に分けて行います。各段階には、ユーザー入力が必要なステップが複数あり、設定候補のデフォルト値が大かっこ内に提示されます。提示された値がそのステップに有効な場合には、Enter キーを押してその値を確定します。

engine-setup --accept-defaults を実行すると、設定候補のデフォルト値があるすべての質問でデフォルト値を自動的に適用することができます。このオプションの使用には注意が必要なので、engine-setup を熟知している場合に限って実行してください。

手順

  1. すべてのパッケージを最新の状態にします。

    # yum update
    注記

    いずれかのカーネル関連のパッケージを更新した場合には、マシンを再起動してください。

  2. rhvm パッケージと依存関係をインストールします。

    # yum install rhvm
  3. engine-setup コマンドを実行して、Red Hat Virtualization Manager の設定を開始します。

    # engine-setup
  4. Enter キーを押して、このマシンに Manager を設定します。

    Configure Engine on this host (Yes, No) [Yes]:
  5. オプションとして、Open Virtual Network (OVN) をインストールします。Yes を選択すると、Manager マシンに OVN 集中サーバーをインストールし、それを外部ネットワークプロバイダーとして Red Hat Virtualization に追加します。デフォルトクラスターは OVN をそのデフォルトネットワークプロバイダーとして使用し、デフォルトクラスターに追加されたホストは OVN と通信するように自動的に設定されます。

    Configure ovirt-provider-ovn (Yes, No) [Yes]:

    Red Hat Virtualization での OVN ネットワーク使用の詳細については、『Administration Guide』「Adding Open Virtual Network (OVN) as an External Network Provider」を参照してください。

  6. オプションとして、Manager が仮想ディスクをストレージドメインにアップロードできるように、engine-setup が Image I/O Proxy (ovirt-imageio-proxy) を設定するのを許可します。

    Configure Image I/O Proxy on this host? (Yes, No) [Yes]:
  7. また、engine-setup では、noVNC コンソールから仮想マシンに接続できるように Websocket プロキシーサーバーを設定することができます (オプション)。

    Configure WebSocket Proxy on this machine? (Yes, No) [Yes]:

    リモートサーバーに Websocket プロキシーを設定するには No と回答し、Manager の設定を完了した後に「付録B 別のマシンへの Websocket プロキシーのインストール」を参照してください。

    重要

    Websocket プロキシーおよび noVNC は、テクノロジープレビュー機能としてのみ提供されています。テクノロジープレビューの機能は、Red Hat の本番環境のサービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされず、機能的に完全ではないことがあるため、Red Hat では実稼働環境での使用を推奨していません。これらの機能は、近々発表予定の製品機能をリリースに先駆けてご提供することにより、開発プロセスの中でお客様に機能性のテストとフィードバックをしていただくことを目的としています。詳しい情報は、「テクノロジプレビュー機能のサポート範囲」を参照してください。

  8. このマシン上に Data Warehouse を設定するかどうかを選択します。

    Please note: Data Warehouse is required for the engine. If you choose to not configure it on this host, you have to configure it on a remote host, and then configure the engine on this host so that it can access the database of the remote Data Warehouse host.
    Configure Data Warehouse on this host (Yes, No) [Yes]:

    リモートサーバーに Data Warehouse を設定するには No と回答し、Manager の設定を完了した後に「別のマシンへの Data Warehouse のインストールおよび設定」を参照してください。

  9. オプションで、コマンドラインから仮想マシンのシリアルコンソールへのアクセスを許可します。

    Configure VM Console Proxy on this host (Yes, No) [Yes]:

    この機能を使用するには、クライアントマシンで追加の設定が必要です。『Virtual Machine Management Guide』「Opening a Serial Console to a Virtual Machine」を参照してください。

  10. Enter キーを押して自動検出されたホスト名をそのまま使用するか、別のホスト名を入力して Enter キーを押します。仮想化ホストを使用している場合には、自動的に検出されたホスト名が間違っている可能性がある点に注意してください。

    Host fully qualified DNS name of this server [autodetected host name]:
  11. 次に、engine-setup コマンドは、ファイアウォールの設定を確認し、ポート 80 や 443 など、Manager が外部との通信に使用するポートを開放するかどうかを尋ねます。engine-setup によるファイアウォール設定の変更を許可しない場合は、Manager で使用するポートを手動で開放する必要があります。firewalld がファイアウォール管理機能として設定されます (iptables は非推奨です)。

    Setup can automatically configure the firewall on this system.
    Note: automatic configuration of the firewall may overwrite current settings.
    NOTICE: iptables is deprecated and will be removed in future releases
    Do you want Setup to configure the firewall? (Yes, No) [Yes]:

    ファイアウォールの自動設定を選択した場合に、ファイアウォール管理機能がアクティブ化されていなければ、サポートされているオプション一覧から選択するファイアウォール管理機能を指定するように要求されるので、そのファイアウォール管理機能の名前を入力して Enter キーを押してください。この操作は、オプションが 1 つしかリストされていない場合でも必要です。

  12. Manager データベースをこのマシン上に設定するか、別のマシン上に設定するかを指定します。

    Where is the Engine database located? (Local, Remote) [Local]:
    • Remote を選択した場合には、事前設定したリモートデータベースサーバーに関する以下の値を入力してください。

      Engine database host [localhost]:
      Engine database port [5432]:
      Engine database secured connection (Yes, No) [No]:
      Engine database name [engine]:
      Engine database user [engine]:
      Engine database password:
  13. 自動作成された Red Hat Virtualization Manager の管理ユーザーのパスワードを設定します。

    Engine admin password:
    Confirm engine admin password:
  14. GlusterVirt、または Both を選択します。

    Application mode (Both, Virt, Gluster) [Both]:

    Both は、最も柔軟性が高いモードです。大半の場合は Both を選択します。Virt を選択すると、環境内で仮想マシンを実行することができます。Gluster を選択した場合には、管理ポータルからの GlusterFS 管理のみが可能です。

  15. OVN プロバイダーをインストールした場合には、デフォルトの認証情報を使用するか、代わりの認証情報を指定するかを選択することができます。

    Use default credentials (admin@internal) for ovirt-provider-ovn (Yes, No) [Yes]:
    oVirt OVN provider user[admin@internal]:
    oVirt OVN provider password:
  16. ディスクの削除時に仮想ディスクのブロックをワイプする wipe_after_delete フラグのデフォルト値を設定します。

    Default SAN wipe after delete (Yes, No) [No]:
  17. Manager は、ホストとセキュアな通信を行うため各種証明書を使用します。この証明書は、オプションとして、Manager との HTTPS 通信のセキュリティー保護に使用することも可能です。証明書の組織名を指定してください。

    Organization name for certificate [autodetected domain-based name]:
  18. オプションで、engine-setup により、Apache Web サーバーが指定するデフォルトのページを Manager のランディングページに設定することができます。

    Setup can configure the default page of the web server to present the application home page. This may conflict with existing applications.
    Do you wish to set the application as the default web page of the server? (Yes, No) [Yes]:
  19. デフォルトでは、Manager と外部クライアント間の SSL (HTTPS) 通信は、以前の設定で作成された自己署名証明書を使用してセキュリティーが保護されます。または、外部との HTTPS 接続向けに別の証明書を選択します (これにより、ホストと Manager 間の通信方法に影響が出るわけではありません)。

    Setup can configure apache to use SSL using a certificate issued from the internal CA.
    Do you wish Setup to configure that, or prefer to perform that manually? (Automatic, Manual) [Automatic]:
  20. インストール設定を確認して、Enter キーを押して値を確定し、インストールを続行します。

    Please confirm installation settings (OK, Cancel) [OK]:

    環境の設定が完了すると、engine-setup は環境へのアクセス方法を表示します。ファイアウォールの手動設定を選択した場合、engine-setup は設定中に選択したオプションを元に開放する必要のあるポートのカスタムリストを表示します。また、engine-setup は、Manager を同じ値で再設定できるようにファイルに回答を保存して、Red Hat Virtualization Manager の設定プロセスのログファイルの場所を出力します。

  21. Red Hat Virtualization 環境をディレクトリーサーバーにリンクする予定の場合には、日付と時刻をディレクトリーサーバーが使用するシステムクロックに同期して、アカウントの期限が予期せずに切れてしまう問題が発生しないようにしてください。詳しくは、『Red Hat Enterprise Linux システム管理者のガイド』「システムクロックのリモートサーバーとの同期」セクションを参照してください。
  22. ブラウザーから提供される手順に従って、認証局の証明書をインストールします。http://manager-fqdn/ovirt-engine/services/pki-resource?resource=ca-certificate&format=X509-PEM-CA にアクセスして、認証局の証明書を取得することができます (manager-fqdn は、インストール時に指定した FQDN に置き換えてください)。

リモートサーバーに Data Warehouse サービスおよびデータベースをインストールします。

3.5. 別のマシンへの Data Warehouse のインストールおよび設定

Red Hat Virtualization Manager とは別のマシンに Data Warehouse をインストールおよび設定します。Data Warehouse を別のマシンにインストールすることは、Manager マシンの負荷を削減するのに役立ちます。

前提条件

  • Red Hat Virtualization Manager が別のマシンにインストールされている。
  • Red Hat Enterprise Linux 7 を実行中の物理サーバーまたは仮想マシン。
  • Manager データベースのパスワード。

Red Hat Virtualization Manager リポジトリーの有効化

Red Hat Subscription Manager でシステムを登録し、Red Hat Virtualization Manager のサブスクリプションをアタッチし、Manager のリポジトリーを有効にします。

手順

  1. コンテンツ配信ネットワークにシステムを登録します。プロンプトが表示されたら、カスタマーポータルのユーザー名とパスワードを入力します。

    # subscription-manager register
    注記

    IPv6 ネットワークを使用していて IPv6 から IPv4 への (6to4) リレーを使用することができない、または使用する必要がある場合には、--baseurl オプションを追加して IPv6 互換の CDN ホストを使用することができます (subscription-manager register --baseurl=https://cdn6.redhat.com)。

  2. Red Hat Virtualization Manager のサブスクリプションプールを探し、プール ID を記録しておきます。

    # subscription-manager list --available
  3. 上記のプール ID を使用して、サブスクリプションをシステムにアタッチします。

    # subscription-manager attach --pool=pool_id
    注記

    現在アタッチされているサブスクリプションを表示するには、以下のコマンドを実行します。

    # subscription-manager list --consumed

    有効なリポジトリーをすべて一覧表示するには、以下のコマンドを実行します。

    # yum repolist
  4. リポジトリーを設定します。

    # subscription-manager repos \
        --disable='*' \
        --enable=rhel-7-server-rpms \
        --enable=rhel-7-server-supplementary-rpms \
        --enable=rhel-7-server-rhv-4.3-manager-rpms \
        --enable=rhel-7-server-rhv-4-manager-tools-rpms \
        --enable=rhel-7-server-ansible-2-rpms \
        --enable=jb-eap-7.2-for-rhel-7-server-rpms

別のマシンへの Data Warehouse のインストール

  1. すべてのパッケージを最新の状態にします。

    # yum update
  2. ovirt-engine-dwh-setup パッケージをインストールします。

    # yum install ovirt-engine-dwh-setup
  3. engine-setup コマンドを実行してインストールを開始します。

    # engine-setup
  4. このマシンに Manager をインストールするかどうかを尋ねられたら、必ず No と回答します。

    Configure Engine on this host (Yes, No) [Yes]: No
  5. Yes と回答してこのマシンに Data Warehouse をインストールします。

    Configure Data Warehouse on this host (Yes, No) [Yes]:
  6. Enter キーを押して自動検出されたホスト名をそのまま使用するか、別のホスト名を入力して Enter キーを押します。

    Host fully qualified DNS name of this server [autodetected hostname]:
  7. Enter キーを押してファイアウォールを自動設定するか、No と入力して Enter キーを押し既存の設定を維持します。

    Setup can automatically configure the firewall on this system.
    Note: automatic configuration of the firewall may overwrite current settings.
    Do you want Setup to configure the firewall? (Yes, No) [Yes]:

    ファイアウォールの自動設定を選択した場合に、ファイアウォール管理機能がアクティブ化されていなければ、サポートされているオプション一覧から選択するファイアウォール管理機能を指定するように要求されるので、そのファイアウォール管理機能の名前を入力して Enter キーを押してください。この操作は、オプションが 1 つしかリストされていない場合でも必要です。

  8. Manager マシンの完全修飾ドメイン名を入力して Enter キーを押します。

    Host fully qualified DNS name of the engine server []:
  9. Enter キーを押して、設定で SSH を使用して Manager の証明書に署名するのを許可します。

    Setup will need to do some actions on the remote engine server. Either automatically, using ssh as root to access it, or you will be prompted to manually perform each such action.
    Please choose one of the following:
    1 - Access remote engine server using ssh as root
    2 - Perform each action manually, use files to copy content around
    (1, 2) [1]:
  10. Enter キーを押してデフォルトの SSH ポートをそのまま使用するか、別のポート番号を入力して Enter キーを押します。

    ssh port on remote engine server [22]:
  11. Manager マシンの root パスワードを入力します。

    root password on remote engine server manager.example.com:
  12. Data Warehouse データベースをこのマシンでホストするか、別のマシンでホストするかを指定します。

    Where is the DWH database located? (Local, Remote) [Local]:
    • Local を選択した場合には、engine-setup スクリプトにより、データベースを自動で設定するか (ユーザーおよびデータベースの追加を含む)、事前に設定したローカルのデータベースに接続することができます。

      Setup can configure the local postgresql server automatically for the DWH to run. This may conflict with existing applications.
      Would you like Setup to automatically configure postgresql and create DWH database, or prefer to perform that manually? (Automatic, Manual) [Automatic]:
      • Enter キーを押して Automatic を選択した場合には、ここでは、これ以上操作の必要はありません。
      • Manual を選択した場合には、手動設定したローカルデータベースに関する以下の値を入力してください。

        DWH database secured connection (Yes, No) [No]:
        DWH database name [ovirt_engine_history]:
        DWH database user [ovirt_engine_history]:
        DWH database password:
  13. Manager データベースマシンの完全修飾ドメイン名およびパスワードを入力します。その他のフィールドについては、Enter キーを押してそれぞれのデフォルト値をそのまま使用します。

    Engine database host []: engine-db-fqdn
    Engine database port [5432]:
    Engine database secured connection (Yes, No) [No]:
    Engine database name [engine]:
    Engine database user [engine]:
    Engine database password: password
  14. Data Warehouse のデータを保持する期間のオプションを選択します。

    Please choose Data Warehouse sampling scale:
    (1) Basic
    (2) Full
    (1, 2)[1]:

    Full を選択すると、『Red Hat Virtualization Data Warehouse Guide』の「Application Settings for the Data Warehouse service in ovirt-engine-dwhd.conf」に記載のデータストレージ設定のデフォルト値が使用されます (Data Warehouse がリモートホストにインストールされている場合に推奨)。

    Basic は、DWH_TABLES_KEEP_HOURLY の値を 720 に、DWH_TABLES_KEEP_DAILY0 に下げて、Manager マシンの負荷を軽減します (Manager とData Warehouse が同じマシンにインストールされている場合に推奨)。

  15. インストールの設定を確認します。

    Please confirm installation settings (OK, Cancel) [OK]:
  16. Red Hat Virtualization Manager で ovirt-engine サービスを再起動します。

    # systemctl restart ovirt-engine
  17. オプションで、PostgreSQL のドキュメント の手順に従って、SSL を設定してデータベース接続をセキュリティー保護します。

次に管理ポータルにログインします。ここで、環境にホストおよびストレージを追加することができます。

3.6. 管理ポータルへの接続

Web ブラウザーを使って管理ポータルへアクセスします。

  1. Web ブラウザーで https://manager-fqdn/ovirt-engine にアクセスします (manager-fqdn は、インストール時に指定した完全修飾ドメイン名に置き換えてください)。

    注記

    別のホスト名または IP アドレスを使用して、管理ポータルにアクセスすることができます。これには、/etc/ovirt-engine/engine.conf.d/ に設定ファイルを追加する必要があります。以下に例を示します。

    # vi /etc/ovirt-engine/engine.conf.d/99-custom-sso-setup.conf
    SSO_ALTERNATE_ENGINE_FQDNS="alias1.example.com alias2.example.com"

    代替ホストの一覧は、スペースで区切る必要があります。また、Manager の IP アドレスを一覧に追加することもできますが、DNS で解決可能なホスト名の代わりに IP アドレスを使用することは推奨していません。

  2. 管理ポータル をクリックすると、SSO ログインページが表示されます。SSO ログインにより、管理ポータルと VM ポータルに同時にログインすることができます。
  3. ユーザー名パスワード を入力します。初回ログインの場合は、ユーザー名 admin とインストール時に指定したパスワードを使用してください。
  4. 認証する プロファイル を選択します。内部の admin ユーザー名を使用してログインする場合は、プロファイルに internal を選択します。
  5. ログイン をクリックします。
  6. 管理ポータルは複数の言語で表示することができます。デフォルトの選択は、お使いの Web ブラウザーのロケール設定をベースに決定されます。デフォルト以外の言語で管理ポータルを表示する場合は、ウェルカムページのドロップダウンリストから任意の言語を選択してください。

Red Hat Virtualization 管理ポータルからログアウトするには、ヘッダーバーでユーザー名をクリックして、サインアウト をクリックします。すべてのポータルからログアウトされ、Manager のウェルカム画面が表示されます。