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6.2. iSCSI ストレージの追加
この手順では、既存の iSCSI ストレージをデータドメインとして Red Hat Virtualization 環境にアタッチする方法について説明します。
手順
- ストレージ → ドメイン をクリックします。
- 新規ドメイン をクリックします。
- 新規ストレージドメインの 名前 を入力します。
- ドロップダウンリストから データセンター を選択します。
- ドメイン機能 にデータ を、ストレージタイプ に iSCSI を、それぞれ選択します。
ホスト にアクティブなホストを選択します。
重要ストレージドメインへの通信は、直接 Manager からではなく、選択したホストを介して行われます。したがって、ストレージドメインを設定する前には、全ホストがストレージデバイスにアクセスできる状態でなければなりません。
Manager は iSCSI ターゲットを LUN に、または LUN を iSCSI ターゲットにマッピングすることができます。新規ドメイン ウィンドウでストレージタイプに iSCSI を選択すると、未使用の LUN が割り当てられた既知のターゲットが自動的に表示されます。ストレージの追加に使用するターゲットが表示されない場合には、ターゲットの検出機能を使用して検索することができます。表示されている場合には、次の手順に進んでください。
ターゲットを検出 をクリックし、ターゲットの検出オプションを有効にします。Manager がターゲットを検出してログインすると、新規ドメイン ウィンドウに、その環境では未使用の LUN が割り当てられたターゲットが自動的に表示されます。
注記環境の外部で使用されている LUN も表示されます。
ターゲットを検出 のオプションを使用すると、多数のターゲットの LUN を追加したり、同じ LUN に複数のパスを追加したりすることができます。
- アドレス フィールドに iSCSI ホストの FQDN または IP アドレスを入力します。
-
ポート フィールドには、ターゲットを参照する際にホストに接続するポートを入力します。デフォルトは
3260
です。 ストレージのセキュリティー保護に CHAP を使用している場合は、ユーザー認証 のチェックボックスを選択します。CHAP のユーザー名 と CHAP のパスワード を入力してください。
注記REST API を使用して、特定ホストの iSCSI ターゲットに認証情報を定義することができます。詳細は、REST API Guide の StorageServerConnectionExtensions: add を参照してください。
- 検出 をクリックします。
検出結果から 1 つまたは複数のターゲットを選択し、1 つのターゲットの場合は ログイン をクリックします。複数のターゲットの場合は 全ターゲットにログイン をクリックします。
重要複数のパスのアクセスが必要な場合には、すべての必要なパスを通してターゲットを検出してログインする必要があります。ストレージドメインを変更してさらにパスを追加する方法は、現在サポートされていません。
- 対象のターゲットの横に表示されている + ボタンをクリックします。エントリーが展開され、ターゲットにアタッチされている未使用の LUN がすべて表示されます。
- ストレージドメインの作成に使用する各 LUN のチェックボックスにチェックを入れます。
オプションで、詳細パラメーターを設定することが可能です。
- 詳細パラメーター をクリックします。
- 容量不足の警告 のフィールドに、パーセンテージ値を入力します。ストレージドメインの空き容量がこの値を下回ると、ユーザーに警告メッセージが表示され、ログに記録されます。
- アクションをブロックする深刻な容量不足 のフィールドに GB 単位で値を入力します。ストレージドメインの空き容量がこの値を下回ると、ユーザーにエラーメッセージが表示され、ログに記録されます。容量を消費する新規アクションは、一時的であってもすべてブロックされます。
- 削除後にワイプするオプションを有効にするには、削除後にワイプ のチェックボックスを選択します。このオプションは、ドメインの作成後に編集することが可能ですが、その場合にはすでに存在していたディスクの「削除後にワイプ」プロパティーは変更されません。
- 削除後に破棄 のチェックボックスを選択して、削除後に破棄のオプションを有効化します。このオプションは、ドメインの作成後に編集できます。また、このオプションを利用できるのは、ブロックストレージドメインのみです。
- OK をクリックします。
同じターゲットに対して複数のストレージ接続パスを設定している場合には、Configuring iSCSI Multipathing に記載の手順に従って、iSCSI ボンディング設定を完了してください。
現在のストレージネットワークを iSCSI ボンディングに移行するには、Migrating a Logical Network to an iSCSI Bond を参照してください。