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7.8.4. Cloud-Init を使用した仮想マシンの初期化

Cloud-Init を使用して、Linux 仮想マシンの初期設定を自動化します。Cloud-Init フィールドを使用して、仮想マシンのホスト名、タイムゾーン、root パスワード、認証キー、ネットワークインターフェース、および DNS サービスを設定できます。起動時に実行するカスタムスクリプトを YAML 形式で指定することもできます。カスタムスクリプトにより、Cloud-Init がサポートしているが、Cloud-Init フィールドでは利用できない追加の Cloud-Init 設定が可能です。カスタムスクリプトの例の詳細は、クラウド設定の例 を参照してください。

Cloud-Init を使用した仮想マシンの初期化

この手順では、Cloud-Init の設定セットで仮想マシンを起動します。仮想マシンのベースとなるテンプレートに該当する設定が含まれている場合は、設定を確認し、必要に応じて変更を行い、OK をクリックして仮想マシンを起動します。

  1. ComputeVirtual Machines をクリックし、仮想マシンを選択します。
  2. Run ドロップダウンボタンをクリックして、Run Once を選択します。
  3. Initial Run セクションを展開し、Cloud-Init チェックボックスを選択します。
  4. VM Hostname テキストフィールドにホスト名を入力します。
  5. Configure Time Zone チェックボックスを選択し、Time Zone ドロップダウンメニューからタイムゾーンを選択します。
  6. Use already configured password チェックボックスを選択して既存の認証情報を使用するか、そのチェックボックスの選択を解除して、Password および Verify Password のテキストフィールドに root パスワードを入力し、新しい root パスワードを指定します。
  7. SSH Authorized Keysテキストエリアに、仮想マシンの認可ホストファイルに追加する SSH キーを入力します。
  8. Regenerate SSH Keys チェックボックスを選択して、仮想マシンの SSH キーを再生成します。
  9. DNS Servers テキストフィールドに DNS サーバーを入力します。
  10. DNS Search Domains テキストフィールドに DNS 検索ドメインを入力します。
  11. Network チェックボックスを選択し、+ ボタンおよび - ボタンを使用して、仮想マシンにネットワークインターフェースを追加または削除します。

    重要

    適切なネットワークインターフェース名と番号を指定する必要があります(例:eth0eno3enp0s)。そうしないと、仮想マシンのインターフェース接続は起動しますが、そこにcloud-init ネットワーク設定が定義されません。

  12. Custom Scriptテキストエリアにカスタムスクリプトを入力します。スクリプトで指定した値が適切であることを確認します。そうしないと、アクションは失敗します。
  13. OK をクリックします。
注記

仮想マシンに Cloud-Init がインストールされているかどうかを確認するには、仮想マシンを選択し、Applications サブタブをクリックします。ゲストエージェントがインストールされている場合にのみ表示されます。