Red Hat Training
A Red Hat training course is available for Red Hat Virtualization
5.6. 仮想マシンの複数のホストへのピニング
仮想マシンは複数のホストにピニングできます。マルチホストピニングを使用すると、クラスター内の全ホストや、特定のホストではなく、クラスター内の特定のホストのサブセットで実行できるようになります。指定されたすべてのホストが使用できない場合でも、仮想マシンはクラスター内の他のホストで実行できません。マルチホストピニングを使用して、同じ物理ハードウェア設定のホストだけに仮想マシンを限定できます。
複数のホストに固定された仮想マシンは、ライブマイグレーションはできませんが、ホストに障害が発生した場合には、仮想マシンの固定された他のホストのいずれかで、高可用性を確保するために設定された仮想マシンが自動的に再起動されます。
注記
高可用性は、1 台のホストに固定される仮想マシンでは対応していません。
仮想マシンの複数のホストへのピニング
- Compute → Virtual Machines をクリックし、仮想マシンを選択します。
- Edit をクリックします。
- Host タブをクリックします。
- Start Running On の Specific Host(s) ラジオボタンを選択し、リストから 2 つ以上のホストを選択します。
- Do not allow migration from the Migration Options ドロップダウンリストから選択します。
- High Availability タブをクリックします。
- High Availability チェックボックスをオンにします。
- 優先度ドロップダウンリストから 低、中、または 高 を選択します。移行がトリガーされると、キューが作成されて優先度の高い仮想マシンが最初に移行されます。クラスターのリソースが不足している場合は、優先度の高い仮想マシンのみが移行されます。
- OK をクリックします。