Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat Virtualization

A.5. New Templateウィンドウの設定についての説明

以下の表は、New Template ウィンドウの設定の詳細を示しています。

  1. New Templateの設定

フィールド

説明/アクション

Name

テンプレートの名前。これは、管理ポータルの Templates タブにテンプレートが一覧表示される際の名前であり、REST API によりアクセスされる名前です。このテキストフィールドには 40 文字の制限があり、大文字、小文字、数字、ハイフン、およびアンダースコアの組み合わせが含まれ、データセンター内で一意の名前である必要があります。名前は環境内の異なるデータセンターで再利用できます。

Description

テンプレートの説明。このフィールドは推奨されますが、必須ではありません。

Comment

テンプレートに関するプレーンテキストの人間が読めるコメントを追加するためのフィールド。

Cluster

テンプレートが関連付けられるクラスター。これは、デフォルトでは元の仮想マシンと同じです。データセンター内の任意のクラスターを選択できます。

CPU Profile

テンプレートに割り当てられた CPU プロファイル。CPU プロファイルは、仮想マシンが、実行しているホストでアクセスできる最大処理機能を定義します。これは、そのホストで利用可能な合計処理機能のパーセントで表現されます。CPU プロファイルは、データセンター用に作成された QoS (Quality of Service)エントリーに基づいてクラスターレベルで定義されます。

Create as a Template Sub-Version

テンプレートが既存のテンプレートの新しいバージョンとして作成されるかどうかを指定します。このオプションを設定するための設定にアクセスするには、このチェックボックスを選択します。

  • Root Template: サブテンプレートが追加されるテンプレート。
  • Sub-Version Name: テンプレートの名前。これは、テンプレートに基づいて新規の仮想マシンを作成するためにテンプレートにアクセスする際の名前です。仮想マシンがステートレスの場合、サブバージョンの一覧には最新のサブバージョンの名前ではなく latest のオプションが含まれます。このオプションにより、仮想マシンの再起動時に最新テンプレートのサブバージョンが自動的に適用されます。サブバージョンは、ステートレス仮想マシンのプールを使用する際に特に便利です。

Disks Allocation

Alias - テンプレートが使用する仮想ディスクのエイリアス。デフォルトでは、エイリアスはソース仮想マシンと同じ値に設定されます。

Virtual Size - テンプレートをベースとする仮想マシンが使用できるディスク容量の合計。この値は編集できませんが、参考としてのみ提示されています。この値は、ディスクの作成時または編集時に指定したサイズ(GB 単位)に対応します。

Format - テンプレートが使用する仮想ディスクの形式。設定可能なオプションは QCOW2 および Raw です。デフォルトでは、形式は Raw に設定されます。

Target - テンプレートが使用する仮想ディスクが保存されるストレージドメイン。デフォルトでは、ストレージドメインはソース仮想マシンと同じ値に設定されます。クラスター内の任意のストレージドメインを選択できます。

Disk Profile - テンプレートが使用する仮想ディスクに割り当てるディスクプロファイル。ディスクプロファイルは、データセンターで定義されたストレージプロファイルに基づいて作成されます。

Allow all users to access this Template

テンプレートを公開するかプライベートにするかを指定します。パブリックテンプレートはすべてのユーザーがアクセスできますが、プライベートテンプレートは TemplateAdmin または SuperUser ロールを持つユーザーのみがアクセスできます。

Copy VM permissions

ソース仮想マシンに設定されている明示的なパーミッションをテンプレートにコピーします。

Seal Template (Linux のみ)

テンプレートをシールするかどうかを指定します。「シーリング」は、SSH キー、UDEV ルール、MAC アドレス、システム ID、ホスト名などのマシン固有の設定をすべてファイルシステムから消去する操作です。この設定により、このテンプレートに基づく仮想マシンがソース仮想マシンの設定を継承するのを防ぎます。