Red Hat Training
A Red Hat training course is available for Red Hat Virtualization
第6章 Red Hat Virtualization 4.0 から 4.2 へのリモートデータベース環境のアップグレード
Manager を 4.0 から 4.2 に直接アップグレードすることはできません。以下のフローに従って、お使いの環境をアップグレードする必要があります。
6.1. Red Hat Virtualization Manager の更新
Red Hat Virtualization Manager の更新はコンテンツ配信ネットワーク (CDN) 経由でリリースされます。
手順
Red Hat Virtualization Manager マシンで、更新パッケージが利用可能かどうかを確認します。
# engine-upgrade-check
setup のパッケージを更新します。
# yum update ovirt\*setup\*
Red Hat Virtualization Manager を更新します。
engine-setup
スクリプトにより、設定に関する質問への回答が求められます。その後、ovirt-engine サービスの停止、更新パッケージのダウンロード/インストール、データベースのバックアップ/更新、インストール後設定の実施を経てから、ovirt-engine サービスが起動します。# engine-setup
注記engine-setup
スクリプトは Red Hat Virtualization Manager のインストールプロセス中にも使用され、指定した設定値が保存されます。更新時には、設定のプレビューの際に保存された値が表示されますが、インストール後の設定変更にengine-config
を使用している場合には、表示される値が最新のものではない可能性があります。たとえば、インストール後にengine-config
を使用してSANWipeAfterDelete
をtrue
に変更している場合、engine-setup
による設定プレビューでは「Default SAN wipe after delete: False」と出力されますが、変更した値がengine-setup
により上書きされるわけではありません。重要更新プロセスには時間がかかる場合があるため、更新プロセスが完了するまでの時間を計算に入れて、一旦更新を開始したらプロセスを停止しないようにしてください。
Manager マシンのベースオペレーティングシステムおよびインストールされているオプションパッケージを更新します。
# yum update
重要いずれかのカーネルパッケージが更新された場合には、ホストを再起動して更新を完了してください。