Red Hat Training
A Red Hat training course is available for Red Hat Virtualization
5.9. ISO ドメインの 3.6 からの移行
3.6 から 4.0 へのアップグレード時に作成した iso_domain.tar.gz バックアップファイルを使用して、ISO ドメインを 3.6 から現在のバージョンの Red Hat Virtualization に移行します。
ISO ドメイン用の新しいディレクトリーは、Manager マシンに作成しないでください。
ISO ドメインは Red Hat Virtualization 4.2 では非推奨であり、今後のバージョンでは削除される予定です。Red Hat としては、ISO イメージをデータストレージドメインにアップロードすることを推奨します。『管理ガイド』の「データストレージドメインへのイメージのアップロード」を参照してください。
ストレージサーバーにエクスポートディレクトリーを作成し、そのパーミッションを設定します。
# mkdir -p /var/lib/exports/iso # chown -R 36:36 /var/lib/exports/
上記のディレクトリーに ISO ドメインのバックアップを抽出します。
# cd /var/lib/exports/iso # tar zxf iso_domain.tar.gz
エクスポートディレクトリー内のファイルの SELinux コンテキストを設定します。
# chcon -R system_u:object_r:public_content_rw_t:s0 /var/lib/exports/iso/
/etc/exports.d/ovirt-engine-iso-domain.exports
を作成し、以下の行を書き込みます。/var/lib/exports/iso *(rw)
/etc/sysconfig/nfs
の以下の行を編集します。RPCMOUNTDOPTS="-p 892" (..snip..) STATDARGS="-p 662 -o 2020" (..snip..) LOCKD_UDPPORT=32769 LOCKD_UDPPORT=32803 RPCRQUOTAOPTS="-p 875"
nfs
サービスを有効にします。# systemctl enable nfs # systemctl start nfs
firewalld
でサービスおよびポートを許可します。# firewall-cmd --add-service={nfs,rpc-bind} # firewall-cmd --add-service={nfs,rpc-bind} --permanent # firewall-cmd --add-port={32769/udp,32803/tcp,662/tcp,662/udp,875/tcp,875/udp,892/tcp,892/udp} # firewall-cmd --add-port={32769/udp,32803/tcp,662/tcp,662/udp,875/tcp,875/udp,892/tcp,892/udp} --permanent
管理ポータルで、ISO ドメインのストレージパスを更新します。
- ストレージ → ドメイン をクリックします。
- ISO ドメインの名前をクリックして、詳細ビューを表示します。
- データセンター タブをクリックし、メンテナンス をクリックします。
- ISO ドメインがメンテナンスモードに切り替わったら、ドメインを管理 をクリックします。
- 新しいディレクトリーをポイントするように、エクスポートパス を変更します (例: storage.example.com:/var/lib/exports/iso)。
- OK をクリックします。