1.4. ストレージ
Red Hat Virtualization は、仮想ディスク、テンプレート、スナップショット、ISO ファイルなどの格納に一元化されたストレージシステムを使用します。ストレージはストレージプールに論理的にグルーピングされ、このストレージプールはストレージドメインで構成されます。ストレージドメインとは、イメージを格納するストレージ容量とストレージの内部構造を記述するメタデータの組み合わせです。ストレージドメインには、データ、エクスポート、ISO の 3 タイプがあります。
各データセンターで必須なのはデータストレージドメインだけで、エクスポートドメインおよび ISO ドメインはオプションです。また、データストレージドメインは単一のデータセンター専用です。ストレージドメインは共有リソースなので、データセンター内の全ホストがアクセス可能である必要があります。
ストレージネットワークは Network File System (NFS)、Internet Small Computer System Interface (iSCSI)、GlusterFS、Fibre Channel Protocol (FCP)、または POSIX 準拠のネットワークファイルシステムのいずれかを使用して実装することができます。
NFS (およびその他の POSIX 準拠のファイルシステム) では、仮想ディスク、テンプレート、スナップショットはすべて単純なファイルです。
SAN (iSCSI/FCP) ドメインでは、論理ボリュームマネージャー (LVM) によってブロックデバイスが 1 つのボリュームグループ (VG) に集約されます。各仮想ディスク、テンプレート、スナップショットは、VG 上の論理ボリューム (LV) です。LVM についての詳しい情報は、『Red Hat Enterprise Linux 論理ボリュームマネージャーの管理』を参照してください。
- データストレージドメイン
- データドメインは、環境内で稼働中の全仮想マシンの仮想ハードディスクイメージを格納します。仮想マシンのテンプレートおよびスナップショットもデータドメインに保管されます。データドメインは異なるデータセンター間では共有できません。
- エクスポートストレージドメイン
- エクスポートドメインは、データセンターと Red Hat Virtualization 環境の間でイメージをコピーしたり移動したりするのに使用する一時的なストレージリポジトリーです。エクスポートドメインは仮想マシンとテンプレートのバックアップにも使用できます。エクスポートドメインは、データセンター間で移動することが可能ですが、一度に 1 つのデータセンターでしかアクティブにできません。
- ISO ストレージドメイン
- ISO ドメインは、ISO ファイル (仮想マシンにオペレーティングシステムやアプリケーションをインストールするのに使用する論理 CD-ROM) を格納します。ISO ドメインは、物理 CD-ROM/DVD のライブラリーの代わりとなる論理エンティティーとして、データセンターでの物理メディアの必要性を排除します。ISO ドメインは異なるデータセンター間で共有することができます。

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