2.5. 仮想ディスク用ストレージの割り当てポリシー
- 事前割り当てストレージ
- 仮想ディスクに必要なストレージはすべて、仮想マシンの作成前に割り当てられます。仮想マシン用に 20 GB のディスクイメージが作成された場合は、そのディスクイメージは 20 GB のストレージドメイン容量を使用します。事前に割り当てられたディスクイメージは、拡張できません。ストレージを事前に割り当てておくと、ランタイム中にはストレージ割り当てが行われないため、書き込み時間が短縮されますが、柔軟性が犠牲になります。このようなストレージ割り当ての場合は、Red Hat Virtualization Manager がストレージをオーバーコミットする能力が低くなります。事前割り当てストレージは、ストレージのレイテンシーに対応しにくい I/O タスクを集中的に処理する仮想マシンに推奨されます。通常、サーバー仮想マシンがこのような条件に該当します。
ストレージバックエンドによって提供されるシンプロビジョニング機能を使用している場合でも、仮想マシン用にストレージをプロビジョニングする際に管理ポータルから事前割り当てストレージを選択する必要があります。
- スパース割り当てストレージ
- 仮想ディスクの上限サイズは、仮想マシンの作成時に設定されます。初期状態では、ディスクイメージはストレージドメインの容量を使用しませんが、仮想マシンがデータをディスクに書き込むと、上限に達するまで使用量は増えていきます。ディスクイメージ内のデータが削除されても、容量はストレージドメインに戻りません。スパース割り当てのストレージは、ストレージのレイテンシーに対してある程度の耐性があり、集中度が低/中程度の I/O タスクに使用する仮想マシンに適しています。通常、デスクトップ仮想マシンがこの条件に該当します。
シンプロビジョニング機能がストレージバックエンドによって提供される場合には、このオプションを推奨のシンプロビジョニング実装として使用すべきです。ストレージはグラフィカルユーザーインターフェースから事前割り当てとしてプロビジョニングし、バックエンドソリューションにより提供されるシンプロビジョニング機能をそのまま活用します。

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