10.2. 仮想ディスクについての知識
Red Hat Virtualization は、事前割り当て済み (シックプロビジョニング) および スパース (シンプロビジョニング) のストレージオプションを特長としています。
事前割り当て済み
事前割り当て済みの仮想ディスクは、仮想マシンに必要なすべてのストレージを前もって割り当てます。たとえば、仮想マシンのデータパーティション用に作成した 20 GB の事前割り当て済み論理ボリュームは、作成直後に 20 GB のストレージ領域を占有します。
スパース
スパース割り当てでは、管理者は仮想マシンに割り当てる全ストレージを定義することができますが、そのストレージが割り当てられるのは必要時のみです。
たとえば、20 GB のシンプロビジョニングされた論理ボリュームが作成時に占有するストレージ領域は 0 GB ですが、オペレーティングシステムがインストールされると、インストールされたファイルのサイズ分が占有され、データが追加されるにしたがって、最大 20 GB まで拡大します。
仮想ディスクの ID は、 → に表示されます。仮想ディスクのデバイス名 (例: /dev/vda0) は変わる場合がありディスクの破損を招く恐れがあるので、仮想ディスクの識別には ID が使用されます。仮想ディスクの ID は /dev/disk/by-id でも確認することができます。
ディスクの 仮想サイズ は、 → 、ならびにストレージドメイン、仮想マシン、およびテンプレートの詳細ビューの ディスク タブに表示されます。仮想サイズ は、仮想マシンが使用可能なディスク容量の合計です。これは、仮想ディスクの作成または編集時に サイズ (GB) フィールドに入力した値です。
ディスクの 実サイズ は、ストレージドメインおよびテンプレートの詳細ビューの ディスク タブに表示されます。これは、それまでに仮想マシンに割り当て済みのディスク容量です。事前割り当て済みディスクの場合、仮想サイズ と 実サイズ には同じ値が表示されます。スパースディスクの場合には、割り当て済みのディスク容量に応じて、異なる値が表示される場合があります。
Cinder 仮想ディスクを作成する際には、そのディスクの形式とタイプは Cinder によって内部で処理され、Red Hat Virtualization では管理されません。
以下の表には、ストレージのタイプと形式の可能な組み合わせについての説明をまとめています。
表10.1 許可されているストレージの組み合わせ
| ストレージ | 形式 | タイプ | 注記 |
|---|---|---|---|
|
NFS |
RAW |
事前割り当て済み |
仮想ディスク用に定義されたストレージの容量と等しい初期サイズのファイル。フォーマットはなし。 |
|
NFS |
RAW |
スパース |
初期サイズがゼロに近いファイル。フォーマットなし。 |
|
NFS |
QCOW2 |
スパース |
初期サイズがゼロに近いファイル。QCOW2 フォーマット。後続のレイヤーは QCOW2 フォーマット。 |
|
SAN |
RAW |
事前割り当て済み |
仮想ディスク用に定義されたストレージの容量と等しい初期サイズのブロックデバイス。フォーマットなし。 |
|
SAN |
QCOW2 |
スパース |
仮想ディスク用に定義されたサイズ (現在は 1 GB) よりもはるかに小さな初期サイズのブロックデバイス。QCOW2 フォーマットで、必要に応じてスペースが割り当てられる (現在は 1 GB 単位)。 |

Where did the comment section go?
Red Hat's documentation publication system recently went through an upgrade to enable speedier, more mobile-friendly content. We decided to re-evaluate our commenting platform to ensure that it meets your expectations and serves as an optimal feedback mechanism. During this redesign, we invite your input on providing feedback on Red Hat documentation via the discussion platform.