4.2. Storage Pool Manager

Storage Pool Manager (SPM) はデータセンター内の 1 台のホストに割り当てられるロールで、そのホストはデータセンターのストレージドメインを管理できるようになります。SPM エンティティーはデータセンターのどのホストでも実行できます。Red Hat Virtualization Manager はこのロールを 1 台のホストに割り当てます。SPM によって、ホストが標準の操作を実行できなくなるわけではありません。SPM として稼働しているホストは、引き続き仮想リソースをホストすることができます。

SPM エンティティーは、複数のストレージドメインにまたがるメタデータを調整し、ストレージへのアクセスを制御します。これには、仮想ディスク (イメージ)、スナップショットおよびテンプレートの作成/削除/操作や、スパースブロックデバイス (SAN 上) 用のストレージ割り当てが含まれます。このロールは排他的であり、1 つのデータセンター内で一度に 1 台のホストしか SPM となることができないため、メタデータの整合性が確保されます。

Red Hat Virtualization Manager は、SPM が常に稼働している状態を維持します。SPM がストレージにアクセスする際に問題が発生すると、Manager は SPM のロールを別のホストに移します。SPM の起動時には、Manager は、SPM ロールが付与されているのがそのホストのみとなるようにするので、ストレージセントリックリースを取得します。このプロセスには多少時間がかかる場合があります。