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18.7. VDSM 名とネットワーク名のマッピングツール
18.7.1. VDSM 名と論理ネットワーク名のマッピング
論理ネットワークの名前が 15 文字を超える場合または非 ASCII 文字を含む場合には、ホストが使用する論理ネットワークの識別名 (vdsm_name) がシステムにより自動的に生成されます。この名前は、on の文字とネットワークの一意識別子の最初の 13 文字で構成されます (例: ona1b2c3d4e5f6g
)。ホストのログファイルに記載されるのは、この名前です。論理ネットワーク名とその自動生成ネットワーク名の一覧を表示するには、/usr/share/ovirt-engine/bin/
にある VDSM-to-Network-Name Mapping ツールを使用します。
手順
初めてツールを実行する場合には、PASSWORD 環境変数を定義します。これは、Manager データベースへの読み取りアクセス権限が付与されたデータベースユーザーのパスワードです。たとえば、以下のコマンドを実行します。
# export PASSWORD=DatabaseUserPassword
VDSM-to-Network-Name Mapping ツールを実行します。
# vdsm_to_network_name_map --user USER
ここで、USER は Manager データベースへの読み取りアクセス権限が付与されたデータベースユーザーで、そのパスワードが PASSWORD 環境変数に割り当てられます。
このツールにより、論理ネットワーク名とそれに対応するホストが使用する論理ネットワーク識別名の一覧が表示されます。
その他のフラグ
以下のフラグと共にツールを実行することができます。
--host
: データベースサーバーのホスト名/IP アドレス。デフォルト値は localhost
です。
--port
: データベースサーバーのポート番号。デフォルト値は 5432
です。--database
: データベースの名前。デフォルト値は Manager データベースである engine
です。
--secure
: データベースとのセキュアな接続を有効にします。デフォルトでは、ツールはセキュアな接続を使用せずに実行されます。