第8章 ストレージ
Red Hat Virtualization では、仮想ディスク、ISO ファイル、スナップショット用に一元化されたストレージシステムを使用します。ストレージネットワークは、以下のストレージタイプを使用して実装することができます。
- Network File System (NFS)
- GlusterFS エクスポート
- CephFS
- その他の POSIX 準拠のファイルシステム
- Internet Small Computer System Interface (iSCSI)
- 仮想化ホストに直接アタッチされたローカルストレージ
- Fibre Channel Protocol (FCP)
- Parallel NFS (pNFS)
データセンターは、ストレージドメインがアタッチされ、アクティブ化された状態でなければ使用できないため、ストレージの設定は新規データセンターの重要な前提条件となります。
Red Hat Virtualization システム管理者は、仮想化エンタープライズのストレージの作成、設定、アタッチ、メンテナンスを行う必要があるので、ストレージのタイプと使用方法に精通している必要があります。ストレージアレイのベンダーの説明書をお読みください。ストレージの概念、プロトコル、要件、一般的な使用方法についての詳しい説明は、『Red Hat Enterprise Linux ストレージ管理ガイド』を参照してください。
ストレージドメインを追加するには、管理ポータルに正常にアクセスすることが可能で、かつ、少なくとも 1 台のホストが Up のステータスで接続されている必要があります。
Red Hat Virtualization には 3 種類のストレージドメインがあります。
データドメイン: データドメインには、データセンター内にある全仮想マシンの仮想ハードディスクおよび OVF ファイル、ならびにテンプレートが保管されます。また、仮想マシンのスナップショットもデータドメインに格納されます。
データドメインは、複数のデータセンター間で共有することができません。ドメインがローカルのドメインではなく全ホストからアクセス可能なドメインの場合は、複数のタイプのデータドメイン (iSCSI、NFS、FC、POSIX、Gluster) を同じデータセンターに追加することができます。
データドメイン以外のタイプのドメインをデータセンターにアタッチするには、先にデータドメインをデータセンターにアタッチしておく必要があります。
- ISO ドメイン: ISO ドメインには、仮想マシンのオペレーティングシステムとアプリケーションのインストールおよび起動に使用する ISO ファイル (または論理 CD) が保管されます。ISO ドメインにより、データセンターには物理メディアが必要なくなります。ISO ドメインは異なるデータセンター間で共有することができます。ISO ドメインは NFS ベースのみで、1 つのデータセンターに 1 つしか追加できません。
エクスポートドメイン: エクスポートドメインは、データセンターと Red Hat Virtualization 環境間でのイメージのコピーや移動に使用する一時的なストレージリポジトリーです。また、仮想マシンのバックアップにも使用できます。エクスポートドメインは、複数のデータセンター間で移動させることができますが、一度に 1 つのデータセンターでしかアクティブにすることはできません。エクスポートドメインは、NFS ベースのみで、1 つのデータセンターに 1 つしか追加できません。
注記エクスポートストレージドメインは非推奨になりました。データストレージドメインは、データセンターからアタッチを解除して、同じ環境または異なる環境にある別のデータセンターにインポートすることができます。仮想マシン、フローティング仮想ディスク、テンプレートは、インポートしたストレージドメインからアタッチされているデータセンターにアップロードすることができます。ストレージドメインのインポートに関する情報は、「既存のストレージドメインのインポート」の項を参照してください。
Red Hat Virtualization 環境に対するストレージの設定およびアタッチは、使用しているデータセンターのストレージ要件を決定してから、開始するようにしてください。
8.1. ストレージドメインについての知識
ストレージドメインとは、共通のストレージドインターフェースを使用するイメージの集合体です。ストレージドメインには、テンプレートおよび仮想マシン (スナップショットを含む) の完全なイメージまたは ISO ファイルが格納されます。ストレージドメインには、ブロックデバイス (SAN - iSCSI または FCP) またはファイルシステム (NAS - NFS、GlusterFS、CephFS、またはその他の POSIX 準拠ファイルシステム) を使用することができます。
NFS では、仮想ディスク、テンプレート、スナップショットはすべてファイルです。
SAN (iSCSI/FCP) では、仮想ディスク、テンプレート、スナップショットはそれぞれが 1 つの論理ボリュームです。ブロックデバイスは、ボリュームグループと呼ばれる単一の論理エンティティーに集約された後に、仮想ハードディスクとして使用するように、LVM (論理ボリュームマネージャー) によって分割されます。LVM に関する詳しい情報は『Red Hat Enterprise Linux 論理ボリュームマネージャーの管理』を参照してください。
仮想ディスクには 2 つの形式 (QCOW2 または RAW) のいずれかを使用することができます。ストレージのタイプは、スパース割り当てまたは事前割り当てのいずれかに指定することができます。スナップショットは常にスパースですが、いずれの形式のディスクのスナップショットも作成することができます。
同じストレージドメインを共有する仮想マシンは、同じクラスターに属するホスト間で移行することができます。

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