Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat Virtualization

A.2. 新規ネットワークインターフェースおよびネットワークインターフェースの編集ウィンドウの設定

以下の設定値は、仮想マシンのネットワークインターフェースを追加または編集する際に適用します。1 台の仮想マシンに複数のネットワークインターフェースがアタッチされている場合は、その仮想マシンを複数の論理ネットワークに配置することができます。

表A.13 ネットワークインタフェースの設定

フィールド名
説明
名前
ネットワークインターフェースの名前。このテキストフィールドは最長で 21 文字に制限されており、アルファベットの大文字/小文字、数字、ハイフン、アンダースコアを任意に組み合わせた一意名にする必要があります。
プロファイル
ネットワークインターフェースが配置される論理ネットワーク。デフォルトでは、ovirtmgmt 管理ネットワークにすべてのネットワークインターフェースが配置されます。
タイプ
ネットワークインターフェースが仮想マシンに対して提示する仮想インターフェース。VirtIO はより高速ですが、VirtIO ドライバーが必要です。VirtIO ドライバーは、Red Hat Enterprise Linux 5 以降のバージョンには搭載されています。Windows には VirtIO ドライバーは搭載されていませんが、ゲストツール ISO または仮想フロッピーディスクからインストールすることができます。rtl8139 および e1000 のデバイスドライバーは大半のオペレーティングシステムに搭載されています。
カスタム MAC アドレス
カスタムの MAC アドレスを設定するには、このオプションを選択します。Red Hat Virtualization Manager は、ネットワークインターフェースを特定するために環境で一意な MAC アドレスを自動的に生成します。同じ MAC アドレスのデバイスが 2 つ同じネットワーク上でオンラインとなると、ネットワークの競合が発生する原因となります。
リンク状態
ネットワークインターフェースが論理ネットワークに接続されているかどうか。
  • Up: スロットにネットワークインターフェースがあります。
    • カードのステータス結線 の場合は、ネットワークインターフェースがネットワークケーブルに接続されてアクティブな状態であることを意味します。
    • カードのステータス抜線 の場合は、ネットワークインターフェースがネットワークに自動的に接続され、アクティブになります。
  • Down: スロットにネットワークインターフェースがありますが、ネットワークには接続されていません。この状態では、仮想マシンは実行できません。
カードのステータス
仮想マシンにネットワークインターフェースが定義されているかどうか。
  • 結線: 仮想マシン上でネットワークインターフェースが定義されています。
    • リンク状態Up の場合は、ネットワークインターフェースがネットワークケーブルに接続され、アクティブな状態であることを意味します。
    • リンク状態Down の場合は、ネットワークインターフェースはネットワークケーブルに接続されていません。
  • 抜線: ネットワークインターフェースは Manager にのみ定義されており、仮想マシンには関連付けられていません。
    • リンク状態Up の場合には、ネットワークインターフェースが結線されると、自動的にネットワークに接続され、アクティブになります。
    • リンク状態Down の場合には、仮想マシンに定義されるまで、ネットワークインターフェースはどのネットワークにも接続されません。