6.15. その他の仮想マシンのタスク
6.15.1. SAP モニタリングの有効化
手順6.33 仮想マシンでの SAP モニタリングの有効化
- 仮想マシン タブをクリックして、仮想マシンを 1 つ選択します。
- をクリックします。
- カスタムプロパティー のタブをクリックします。

図6.21 SAP の有効化
- ドロップダウンリストから
sap_agentを選択します。2 番目のドロップダウンメニューが True に設定されていることを確認してください。以前のプロパティーが設定されている場合には、プラスのボタンをクリックして新規プロパティーを追加した上でsap_agentを選択します。 - をクリックします。
6.15.2. Red Hat Enterprise Linux 5.4 以降の仮想マシンで SPICE を使用するための設定
注記
6.15.2.1. QXL ドライバーのインストールおよび設定
手順6.34 QXL ドライバーのインストール
- Red Hat Enterprise Linux 仮想マシンにログインします。
- QXL ドライバーをインストールします。
# yum install xorg-x11-drv-qxl
手順6.35 GNOME での QXL ドライバー設定
- システム をクリックします。
- 管理 をクリックします。
- ディスプレイ をクリックします。
- ハードウェア タブをクリックします。
- ビデオカードの設定 をクリックします。
- qxl を選択して、OK をクリックします。
- 仮想マシンからログアウトした後に再度ログインして、X-Windows を再起動します。
手順6.36 コマンドライン上での QXL ドライバー設定
- 以下のコマンドを実行して、
/etc/X11/xorg.confをバックアップします。# cp /etc/X11/xorg.conf /etc/X11/xorg.conf.$$.backup
/etc/X11/xorg.confの Device のセクションを以下のように変更します。Section "Device" Identifier "Videocard0" Driver "qxl" Endsection
6.15.2.2. SPICE を使用するためのタブレットとマウスの設定
/etc/X11/xorg.conf ファイルを編集して、仮想マシンのタブレットデバイスで SPICE を有効にします。
手順6.37 SPICE を使用するためのタブレットとマウスの設定
- ゲストで、タブレットデバイスが使用可能であるかどうかを確認します。
# /sbin/lsusb -v | grep 'QEMU USB Tablet'
コマンドで出力が全く表示されない場合は、タブレットの設定は中止してください。 - 以下のコマンドを実行して、
/etc/X11/xorg.confをバックアップします。# cp /etc/X11/xorg.conf /etc/X11/xorg.conf.$$.backup
/etc/X11/xorg.confに以下の変更を加えます。Section "ServerLayout" Identifier "single head configuration" Screen 0 "Screen0" 0 0 InputDevice "Keyboard0" "CoreKeyboard" InputDevice "Tablet" "SendCoreEvents" InputDevice "Mouse" "CorePointer" EndSection Section "InputDevice" Identifier "Mouse" Driver "void" #Option "Device" "/dev/input/mice" #Option "Emulate3Buttons" "yes" EndSection Section "InputDevice" Identifier "Tablet" Driver "evdev" Option "Device" "/dev/input/event2" Option "CorePointer" "true" EndSection
- 仮想マシンからログアウトした後に、再度ログインして、X-Windows を再起動します。
6.15.3. KVM 仮想マシンの時刻管理
pvclock は、この機能をサポートする KVM ゲストに安定した時刻ソースを提供します。
- クロックが実際の時間と同期しなくなることにより、セッションが無効となり、ネットワークに影響を及ぼす場合があります。
- クロックが遅れた仮想マシンは、移行する場合に問題が発生することがあります。
重要
ntpd サービスを有効にし、デフォルトの起動シーケンスに追加してください。
- Red Hat Enterprise Linux 6 の場合
# service ntpd start # chkconfig ntpd on
- Red Hat Enterprise Linux 7 の場合
# systemctl start ntpd.service # systemctl enable ntpd.service
ntpd サービスを使用すると、いかなる場合でもクロックスキューを最小限に抑えることができるはずです。
constant_tsc フラグが付いている場合には、CPU は Constant TSC を搭載しています。CPU に constant_tsc フラグが付いているかどうかを確認するには、以下のコマンドを実行します。
$ cat /proc/cpuinfo | grep constant_tsc
constant_tsc ビットが搭載されていることになります。出力が全く表示されなかった場合には、以下の手順に従ってください。
Constant TSC を搭載してないシステムには、追加の設定が必要です。電源管理機能により、正確な時刻管理が妨げられてしまうので、KVM を使用して仮想マシンが正確に時刻管理するには、この機能を無効にする必要があります。
重要
constant_tsc ビットが搭載されていない場合には、電源管理機能をすべて無効にします (BZ#513138)。各システムには、時刻管理のためのタイマーが複数あります。TSC は、ホスト上では安定していません。これは、cpufreq の変化やディープ C ステート、より高速な TSC を搭載したホストへの移行などが原因となる場合があります。ディープ C スリープ状態に入ると、TSC が停止する可能性があります。カーネルがディープ C ステートを使用しないようにするには、ホスト上の grub.conf ファイルのカーネルブートオプションに、「processor.max_cstate=1」を追記します。
term Red Hat Enterprise Linux Server (2.6.18-159.el5)
root (hd0,0)
kernel /vmlinuz-2.6.18-159.el5 ro root=/dev/VolGroup00/LogVol00 rhgb quiet processor.max_cstate=1/etc/sysconfig/cpuspeed 設定ファイルを編集して MIN_SPEED と MAX_SPEED の変数を使用可能な最高の周波数に変更することにより、cpufreq を無効にします (constant_tsc が搭載されていないホストのみで必要)。有効な上限値は、/sys/devices/system/cpu/cpu*/cpufreq/scaling_available_frequencies ファイルに記載されています。
engine-config ツールの使用
rhevm-config ツールを使用すると、時刻設定のずれによってホストが同期から外れた際のアラートを設定することができます。
EnableHostTimeDrift と HostTimeDriftInSec の 2 つです。EnableHostTimeDrift をデフォルト値 false に設定すると 、ホストの時刻のずれの通知を受信することができます。HostTimeDriftInSec パラメーターは、アラートが送信開始されるまでの最大許容誤差を設定するのに使用します。
一部の Red Hat Enterprise Linux 仮想マシンには、追加のカーネルパラメーターが必要です。これらのパラメーターは、/boot/grub/grub.conf ファイルの /kernel の行の末尾に追記することによって設定できます。
注記
ktune パッケージを使用して自動化することが可能です。
ktune パッケージは、対話型の Bourne シェルスクリプト fix_clock_drift.sh を提供します。スーパーユーザーとして実行すると、このスクリプトはさまざまなシステムパラメーターを検査し、スクリプトを実行している仮想マシンが負荷時にクロックドリフトの影響を受けやすいかどうかを判断します。影響を受けやすい場合には、/boot/grub/ ディレクトリーに新規 grub.conf.kvm ファイルを作成します。このファイルには、カーネルが KVM 仮想マシンにおける大幅なクロックドリフトを明らかにして防止できるようにするためのカーネルパラメーターが追加されたカーネルブート行が含まれています。スーパーユーザーとして fix_clock_drift.sh を実行した後、スクリプトによって grub.conf.kvm ファイルが作成されたら、システム管理者は、仮想マシンの現行の grub.conf ファイルを手動でバックアップしてから、新規 grub.conf.kvm ファイルを手動でチェックし、追加のブート行のパラメーター以外は grub.conf と同じであることを確認した上で、最後に grub.conf.kvm ファイルを grub.conf に名前変更して仮想マシンを再起動する必要があります。
| Red Hat Enterprise Linux | 仮想マシンの追加カーネルパラメーター |
|---|---|
| 準仮想化クロックを搭載の 5.4 AMD64/Intel 64 | 追加のパラメーターは不要 |
| 準仮想化クロックを搭載していない 5.4 AMD64/Intel 64 | notsc lpj=n |
| 準仮想化クロックを搭載した 5.4 x86 | 追加のパラメーターは不要 |
| 準仮想化クロックを搭載していない 5.4 x86 | clocksource=acpi_pm lpj=n |
| 5.3 AMD64/Intel 64 | notsc |
| 5.3 x86 | clocksource=acpi_pm |
| 4.8 AMD64/Intel 64 | notsc |
| 4.8 x86 | clock=pmtmr |
| 3.9 AMD64/Intel 64 | 追加のパラメーターは不要 |
| 3.9 x86 | 追加のパラメーターは不要 |

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