Red Hat Training

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A.4. 新規テンプレートとテンプレートの編集ウィンドウの設定

以下の表には、新規テンプレートテンプレートの編集 ウィンドウの設定について詳しくまとめています。

表A.17 「新規テンプレート」と「テンプレートの編集」の設定

フィールド
説明/アクション
名前
テンプレートの名前。テンプレートは管理ポータルの テンプレート タブにこの名前でリストされます。また REST API でテンプレートにアクセスする際には、この名前を使用します。このテキストフィールドは最長で 40 文字に制限されており、アルファベットの大文字/小文字、数字、ハイフン、アンダースコアを任意に組み合わせた名前かつデータセンター内で一意の名前に指定する必要があります。この名前は環境内の別のデータセンターで再利用することができます。
説明
テンプレートの説明。このフィールドへの入力は推奨されますが、必須ではありません。
コメント
テンプレートに関する、プレーンテキスト形式の人間が判読できるコメントを追加するためのフィールド
クラスター
テンプレートが関連付けられるクラスター。デフォルトでは元の仮想マシンと同じです。データセンター内の任意のクラスターを選択することができます。
CPU プロファイルテンプレートに割り当てる CPU プロファイル。CPU プロファイルは、仮想マシンを実行するホストにおいて仮想マシンがアクセスできる最大処理能力量を定義します。これは、ホストで利用可能な処理能力合計に対する割合で表されます。CPU プロファイルは、データセンターに対して作成された QoS エントリーに基づいてクラスターレベルで定義されます。
テンプレートのサブバージョンとして作成
既存のテンプレートの新しいバージョンとしてテンプレートを作成するかどうかを指定します。このオプションを設定するには、チェックボックスを選択してください。
  • ルートテンプレート: サブテンプレートが配下に追加されるテンプレート。
  • サブバージョン名: テンプレートの名前。テンプレートをベースに新規仮想マシンを作成する際に、この名前でテンプレートにアクセスします。仮想マシンがステートレスの場合には、最新のサブバージョン名ではなく、サブバージョンの一覧に 最新 オプションが含まれます。このオプションでは、再起動すると、最新のテンプレートのサブバージョンが仮想マシンに自動的に適用されます。特に、サブバージョンは、ステートレスな仮想マシンプールを使用する場合に有用です。
ディスクの割り当て
エイリアス: テンプレートが使用する仮想ディスクのエイリアス。デフォルトでは、エイリアスはソースの仮想マシンと同じ値が設定されます。
仮想サイズ: テンプレートをベースとする仮想マシンが使用可能なディスク容量。この値は編集不可で、参考のためのみに提供されます。この値は、ディスクの作成または編集時に指定したサイズ (GB 単位) に対応しています。
形式: テンプレートで使用する仮想ディスクの形式。利用可能なオプションは QCOW2 と RAW です。デフォルトでは、形式は RAW に設定されています。
ターゲット: テンプレートが使用する仮想ディスクが保管されるストレージドメイン。デフォルトでは、ストレージドメインはソース仮想マシンと同じ値に設定されます。クラスター内の任意のストレージドメインを選択することができます。
ディスクプロファイル: テンプレートが使用する仮想ディスクに割り当てるディスクプロファイル。ディスクプロファイルは、データセンター内に定義されたストレージプロファイルをベースに作成されています。
全ユーザーにこのテンプレートへのアクセスを許可する
テンプレートがパブリックかプライベートかを指定します。パブリックのテンプレートは、全ユーザーがアクセス可能ですが、プライベートのテンプレートは、TemplateAdmin または SuperUser のロールが割り当てられたユーザーのみがアクセスすることができます。
仮想マシンのパーミッションをコピーする
ソースの仮想マシンで設定されている明示的なパーミッションをテンプレートにコピーします。