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7.2. テンプレートの作成
既存の仮想マシンからテンプレートを作成して、追加の仮想マシンを作成するためのブループリントとして使用します。
重要
テンプレートを作成する前に、ソースの仮想マシンをシーリングして、システム固有の詳細をすべて、仮想マシンから削除する必要があります。これは、同じテンプレートをベースにして作成した複数の仮想マシンに、システム固有の同じ設定内容が適用されないようにするために必要です。「テンプレートとしてデプロイする Linux 仮想マシンのシーリング」を参照してください。
テンプレートの作成時には、RAW または QCOW2 のいずれかのディスク形式を選択できます。QCOW2 を選択すると、ディスクは必ずシンプロビジョニングされます。また、ファイルストレージ上にある RAW はシンプロビジョニングの仮想ディスクですが、ブロックストレージ上にある RAW は事前定義済みの仮想ディスクになります。
手順7.4 テンプレートの作成
- 仮想マシン タブをクリックして、ベースにする仮想マシンを 1 つ選択します。
- 仮想マシンの電源がオフで
Down
のステータスであることを確認します。 - 新規テンプレート ウィンドウの全フィールドに関する詳細は、「新規テンプレートとテンプレートの編集ウィンドウの設定」を参照してください。をクリックします。
図7.1 新規テンプレートのウィンドウ
- テンプレートの 名前、説明、および コメント を入力します。
- クラスター ドロップダウンリストからテンプレートに関連付けるクラスターを選択します。デフォルトでは、ソースの仮想マシンと同じクラスターが選択されます。
- 任意で、CPU プロファイル のドロップダウンリストからテンプレートに対する CPU プロファイルを選択します。
- オプションで、既存のテンプレートのサブテンプレートとして新規テンプレートを作成するには、テンプレートのサブバージョンとして作成 のチェックボックスにチェックを入れて ルートテンプレート を選択し、サブバージョン名 を入力します。
- ディスクの割り当て セクションでは、エイリアス テキストフィールドでディスクのエイリアスを入力します。形式 ドロップダウンからはディスク形式、ターゲット ドロップダウンからはディスクを保存するストレージドメイン、ディスクプロファイル ドロップダウンからはディスクのプロファイルを選択します。デフォルトでは、ソースの仮想マシンと同じです。
- 全ユーザーにこのテンプレートへのアクセスを許可する チェックボックスを選択して、テンプレートをパブリックに指定します。
- 仮想マシンのパーミッションをコピーする チェックボックスを選択して、ソースの仮想マシンのパーミッションをテンプレートにコピーします。
テンプレートの作成中には、仮想マシンは
Image Locked
のステータスで表示されます。テンプレートの作成プロセスは、仮想ディスクのサイズやストレージハードウェアの性能によっては、最長で 1 時間かかる場合があります。作成が完了すると、テンプレートが テンプレート タブに追加されて、そのテンプレートを使用して新規仮想マシンを作成することができるようになります。
注記
テンプレートの作成時には、仮想マシンがコピーされるので、作成後には既存の仮想マシンとそのテンプレートの両方が使用可能となります。