Red Hat Training

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第3章 Red Hat Virtualization 4.1 へのアップグレード

3.1. Red Hat Virtualization 4.1 へのアップグレードに関する考慮事項

アップグレードを計画するにあたっての主要な考慮事項を以下に記載します。

重要

バージョン 4.1 へのアップグレードを実行できるのは、バージョン 4.0 からのみです。
Red Hat Virtualization 4.0 よりも前のバージョンから 4.1 にアップグレードするには、1 バージョンずつ順番にアップグレードを進めてから最新版にアップグレードする必要があります。たとえば、Red Hat Enterprise Virtualization 3.6 を使用している場合は、まず Red Hat Virtualization 4.0 の最新のマイナーバージョンにアップグレードしてから Red Hat Virtualization 4.1 にアップグレードする必要があります。最新の 4.0 マイナーバージョンへのアップグレードに関する説明は、Red Hat Enterprise Virtualization 4.0 のアップグレードガイドを参照してください。
データセンターおよびクラスターの互換バージョンが 4.0 でなければ、アップグレードを実行できません。
データセンターの互換バージョンを 4.1 に変更した後に、ダウングレードはできません。
データセンターの互換バージョンを 4.1 にアップグレードすると、データドメインのストレージ形式はバージョン 3 から 4 に変更され、ダウングレードできません。そのため、4.1 データセンターから以前のデータセンターにデータドメインをアタッチできません。ただし、以前のデータセンターから 4.1 のデータセンターにはアタッチできますが、ストレージ形式もアップグレードされ、元に戻すことができません。