Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat Virtualization

9.2. Red Hat Virtualization における不変のデバイスアドレス

仮想ハードウェアの PCI アドレスは ovirt-engine データベース内に永続的に割り当てられます。
PCI アドレスは QEMU により仮想マシンの作成時に割り当てられ、libvirt により VDSM に報告されます。それらのアドレスは VDSM によって Manager へ折り返し報告され、ovirt-engine データベースに保管されます。
仮想マシンが起動すると、Manager はデータベースに保管されているデバイスアドレスを VDSM に送ります。VDSM はそのアドレスを libvirt に渡すと、仮想マシンの初回実行時に割り当てられた PCI デバイスアドレスを使用して仮想マシンが実行されます。
デバイスが仮想マシンから削除されると、その仮想マシンへの全参照 (不変の PCI アドレスを含む) も削除されます。削除されたデバイスの代わりにデバイスが追加される場合には、QEMU によりそのデバイスに割り当てられる PCI アドレスは、削除されたデバイスのアドレスとは異なる可能性が高くなります。