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5.3. 負荷分散ポリシー: VM_Evenly_Distributed

仮想マシン均等配分負荷分散ポリシー (VM_Evenly_Distributed) では、仮想マシン数をベースに、ホスト間で仮想マシンが均等に配分されます。HighVmCount は各ホストで実行可能な最大仮想マシン数のことで、この値を超えるとホストが過負荷の状態であるとみなされます。このポリシーでは、管理者はホストで実行することができる仮想マシンの最大数を設定することができます。また、稼働率の最も高いホストと最も低いホストの間での仮想マシン数の差異の最大値 (この値を含む) も設定することできます。クラスター内の全ホストで仮想マシン数がこの移行閾値 (MigrationThreashold) 内に収まる場合は、このクラスターはバランスが取れた状態となります。また、管理者は、SPM ホスト上で仮想マシン用に確保されるスロット数に関する設定を行うこともできます。SPM ホストの負荷が他のホストよりも低くなるように、この変数で SPM ホストが他のホストよりもどれだけ少ない数の仮想マシンを実行するかを定義します。ホストが HighVMCount (最大仮想マシン数) を超える数の仮想マシンを実行しており、仮想マシン数が MigrationThreshold の範囲外となるホストが少なくとも 1 台ある場合には、仮想マシンは、CPU 使用率が一番少ないクラスター内のホストに 1 台ずつ移行されます。クラスター内の全ホストの仮想マシン数が移行閾値内に収まるまで、仮想マシンは 1 度に 1 台ずつ移行されます。