第8章 仮想マシンのスナップショット

8.1. スナップショット

スナップショットは、管理者が特定の時点の仮想マシン/アプリケーション/データの復元ポイントを作成することができるストレージ機能です。スナップショットでは、仮想マシンのハードディスクイメージに現在存在するデータが COW ボリュームとして保存され、スナップショット取得時に存在していたデータに復元できます。スナップショットにより、現在の層の上に新規 COW 層が作成されます。スナップショットの取得後に実行された書き込み操作はすべて新規 COW 層に対して行われます。
仮想マシンのハードディスクイメージは単一または複数のボリュームからなるチェーンであることを理解しておくことが重要です。仮想マシンから見ると、これらのボリュームは単一のディスクイメージに見えます。仮想マシンは、そのディスクが実際には複数のボリュームから構成されていることは認識しません。
COW ボリュームと COW 層という用語は同じ意味で使われていますが、層の方がスナップショットの一時的な性質を明確に認識します。スナップショットを作成することにより、管理者がそのスナップショットの作成後に、データに加えた変更に満足できなかった場合は、その変更の破棄が可能となります。スナップショットにより、多くのワードプロセッサーで使用されている 元に戻す 機能と同様の機能が提供されます。

注記

共有可能 と指定した仮想マシンハードディスクと 直接 LUN 接続をベースとする仮想マシンハードディスクのスナップショットは、ライブでもそれ以外でもサポートされません。
スナップショットは、以下のような 3 つの主要な操作があります。
  • 作成: 仮想マシンの初回のスナップショットを作成する操作
  • プレビュー: スナップショットが作成された時点までシステムデータを復元するかどうかを判断するためにスナップショットをプレビューする操作
  • 削除: 必要がなくなった復元ポイントを削除する操作
スナップショットの操作に関するタスクベースの情報は、『Red Hat Virtualization 仮想マシン管理ガイド』の「スナップショット」を参照してください。