1.2. Manager とは別のマシンへの Data Warehouse のインストールおよび設定

Data Warehouse を Red Hat Virtualization Manager がインストールされているマシンとは別のマシンにインストールして設定します。Data Warehouse サービスを別のマシンでホストすると、Manager マシンへの負荷が軽減されます。

前提条件

  • 別のマシンで Manager のインストールと設定が完了している必要があります。
  • Data Warehouse のマシンを設定するには、以下が必要です。
    • Red Hat Enterprise Linux 7 をインストール済みの仮想マシンまたは物理マシン
    • Red Hat Enterprise Linux Server および Red Hat Virtualization のサブスクリプションプールへのサブスクライブ登録
    • Manager の /etc/ovirt-engine/engine.conf.d/10-setup-database.conf ファイルに記載されているパスワード
    • Data Warehouse のマシンから Manager データベースのマシンの TCP ポート 5432 へのアクセスの許可
  • リモートの Data Warehouse データベースを使用するように選択する場合には、Data Warehouse サービスをインストールする前に各データベースを設定しておく必要があります。これには、データベースホストの以下の情報が必要となります。
    • ホストの完全修飾ドメイン名
    • データベースへの接続に使用するポート (デフォルトでは 5432)
    • データベースの名前
    • データベースのユーザー
    • データベースのパスワード
    • postgres.conf ファイルを編集してアクセス権限を手動で割り当てる必要があります。/var/lib/pgsql/data/postgresql.conf ファイルを編集して、以下と同じになるように listen_addresses の行を変更します。
      listen_addresses = '*'
      この行が存在しない場合やコメントアウトされている場合には、手動で追加します。
      データベースが Manager マシンでホストされ、Red Hat Virtualization Manager の新規セットアップで設定された場合には、デフォルトでアクセスが許可されています。

手順1.1 Manager とは別のマシンへの Data Warehouse のインストールおよび設定

  1. 必要なエンタイトルメントにサブスクライブします。詳しい情報は『インストールガイド』の「必要なエンタイトルメントのサブスクライブ」を参照してください。
  2. 現在インストールされている全パッケージを最新の状態にします。
    # yum update
  3. ovirt-engine-dwh-setup パッケージをインストールします。
    # yum install ovirt-engine-dwh-setup
  4. engine-setup コマンドを実行し、そのマシン上で Data Warehouse の設定のプロンプトに従います。
    # engine-setup
    Configure Data Warehouse on this host (Yes, No) [Yes]:
  5. Enter を押して自動検出されたホスト名を受け入れるか、別のホスト名を入力して Enter を押します。
    Host fully qualified DNS name of this server [autodetected hostname]:
  6. Enter を押してファイアウォールを自動設定するか、No と入力してから Enter を押して現在の設定を維持します。
    Setup can automatically configure the firewall on this system.
    Note: automatic configuration of the firewall may overwrite current settings.
    Do you want Setup to configure the firewall? (Yes, No) [Yes]:
    ファイアウォールの自動設定を選択した場合に、ファイアウォール管理機能がアクティブ化されていなければ、サポートされているオプションのリストから選択するファイアウォール管理機能を指定するように要求されるので、そのファイアウォール管理機能の名前を入力して Enter を押してください。この設定は、オプションが 1 つしかリストされていない場合でも適用されます。
  7. Manager のマシンの完全修飾ドメイン名を入力して Enter を押します。
    Host fully qualified DNS name of the engine server []:
  8. Enter を押して、Manager で SSH を介して証明書に署名する設定を許可します。
    Setup will need to do some actions on the remote engine server. Either automatically, using ssh as root to access it, or you will be prompted to manually perform each such action.
    Please choose one of the following:
    1 - Access remote engine server using ssh as root
    2 - Perform each action manually, use files to copy content around
    (1, 2) [1]:
  9. Enter を押してデフォルトの SSH ポートを受け入れるか、別のポート番号を入力して Enter を押します。
    ssh port on remote engine server [22]:
  10. Manager のマシンの root パスワードを入力します。
    root password on remote engine server manager.example.com:
  11. Data Warehouse データベースに関する以下の質問に回答します。
    Where is the DWH database located? (Local, Remote) [Local]: 
    Setup can configure the local postgresql server automatically for the DWH to run. This may conflict with existing applications.
    Would you like Setup to automatically configure postgresql and create DWH database, or prefer to perform that manually? (Automatic, Manual) [Automatic]:
    Enter を押して提示されているデフォルト値を選択するか、別の回答を入力して Enter を押します。Remote を選択した場合には、リモートデータベースホストに関する情報を提供するように要求されます。事前設定済みのリモートのデータベースホストに、以下の値を入力します。
    DWH database host []: dwh-db-fqdn
    DWH database port [5432]:
    DWH database secured connection (Yes, No) [No]:
    DWH database name [ovirt_engine_history]:
    DWH database user [ovirt_engine_history]:
    DWH database password: password
    Data Warehouse データベースの設定および移行に関する詳しい情報は「Data Warehouse の別のマシンへの移行」を参照してください。
  12. Manager のデータベースマシンの完全修飾ドメイン名とパスワードを入力します。Enter を押して各フィールドのデフォルト値を受け入れます。
    Engine database host []: engine-db-fqdn
    Engine database port [5432]: 
    Engine database secured connection (Yes, No) [No]: 
    Engine database name [engine]: 
    Engine database user [engine]: 
    Engine database password: password
  13. Data Warehouse のデータを保持する期間のオプションを選択します。
    Please choose Data Warehouse sampling scale:
    (1) Basic
    (2) Full
    (1, 2)[1]:
    Full は、「ovirt-engine-dwhd.conf の Data Warehouse サービスのアプリケーション設定」に記載のデータストレージ設定のデフォルト値を使用します (Data Warehouse がリモートホストにインストールされている場合に推奨)。
    Basic は、DWH_TABLES_KEEP_HOURLY の値を 720 に、DWH_TABLES_KEEP_DAILY0 に下げて、Manager マシンの負荷を軽減します (Manager とData Warehouse が同じマシンにインストールされている場合に推奨)。
  14. インストールの設定を確認します。
    Please confirm installation settings (OK, Cancel) [OK]:
  15. Red Hat Virtualization Manager 上で ovirt-engine サービスを再起動します。
    # systemctl restart ovirt-engine.service