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第2章 履歴データベース
2.1. 履歴データベースの概要
Red Hat Virtualization には、包括的な管理履歴データベースが実装されています。このデータベースを活用して、任意のレポート作成アプリケーションで、データセンター/クラスター/ホストのレベルのレポートを生成することができます。本章では、履歴データベースを対象としたクエリーのセットアップについて説明します。
Red Hat Virtualization Manager は、仮想化環境の状態、設定、およびパフォーマンスに関する情報を格納するデータベースプラットフォームとして PostgreSQL 8.4.x を使用します。インストール時には、Red Hat Virtualization Manager により engine と呼ばれる PostgreSQL データベースが作成されます。
ovirt-engine-dwh パッケージをインストールすると、ovirt_engine_history と呼ばれる第 2 のデータベースが作成されます。このデータベースには engine オペレーションデータベースから毎分経時的に収集される履歴設定情報および統計メトリックが格納されます。データベースへの変更をトラッキングすることにより、データベース内のオブジェクトに関する情報が提供されるので、ユーザーはアクティビティーを分析してパフォーマンスの向上させ、問題を解決することができます。
警告
ovirt_engine_history データベース内のデータのレプリケーションは、ovirt-engine-dwhd (Red Hat Virtualization Manager Extract Transform Load Service) によって実行されます。このサービスは、Talend Open Studio をベースとしたデータ統合ツールで、Data Warehouse のパッケージのセットアップ時に自動的に起動するように設定されます。engine データベースからデータを抽出して、そのデータを履歴データベースの基準に変換し、ovirt_engine_history データベースにロードするのは、Java プログラムです。
ovirt-engine-dwhd サービスは停止しないでください。
ovirt_engine_history データベーススキーマは、経時的に変化するため、データベースには、一貫した構造を持つ、サポート対象のバージョン付き API を提供する一連のデータベースビューがあります。ビューとは、データベースクエリーの結果セットからなる仮想テーブルです。ビューの定義は、データベースに
SELECT ステートメントとして格納されます。SELECT ステートメントの結果は、ビューが返す仮想テーブルに投入されます。ユーザーは、テーブルを参照するのと同じ方法で、PL/PGSQL ステートメント内のビュー名を参照します。

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