11.6. 仮想ディスクのタスク

11.6.1. フローティング仮想ディスクの作成

どの仮想マシンにも属さない仮想ディスクを作成して、単一の仮想マシンにアタッチすることができます。また、ディスクが共有可能の場合には、複数の仮想マシンにアタッチすることが可能です。
イメージ ディスクの作成は、Manager によって完全に管理されます。直接 LUN ディスクには、すでに存在する、外部で準備されたターゲットが必要です。Cinder ディスクには、外部プロバイダー ウィンドウを使用して Red Hat Virtualization に追加された OpenStack Volume のインスタンスへのアクセスが必要です。詳しくは、「ストレージ管理のための OpenStack Volume (Cinder) インスタンスの追加」を参照してください。

手順11.2 フローティング仮想ディスクの作成

  1. ディスク リソースタブを選択します。
  2. 新規作成 をクリックします。
    仮想ディスクの追加ウィンドウ

    図11.1 仮想ディスクの追加ウィンドウ

  3. ラジオボタンで、仮想ディスクを イメージ直接 LUNCinder ディスクのいずれかに指定します。
  4. 仮想ディスクに必要なオプションを選択します。オプションは、選択したディスクのタイプによって異なります。各オプションとディスクタイプについての詳しい説明は、「新規仮想ディスクウィンドウの設定」を参照してください。
  5. OK をクリックします。

11.6.2. 新規仮想ディスクウィンドウの設定

表11.2 新規仮想ディスクの設定: イメージ

フィールド名
説明
サイズ (GB)
新規仮想ディスクのサイズ (GB 単位)
エイリアス
仮想ディスク名。最大長は 40 文字。
説明
仮想ディスクの説明。このフィールドへの入力は推奨されますが、必須ではありません。
インターフェース
ディスクが仮想マシンに対して提示する仮想インターフェース。VirtIO はより高速ですが、ドライバーが必要です。このドライバーは、Red Hat Enterprise Linux 5 以降のバージョンには搭載されています。Windows には、このドライバーは搭載されていませんが、ゲストツール ISO または仮想フロッピーディスクからインストールすることができます。IDE デバイスには特別なドライバーは必要ありません。
インターフェースのタイプは、そのディスクがアタッチされている仮想マシンすべてを停止した後に更新が可能となります。
データセンター
仮想ディスクを使用できるデータセンター
ストレージドメイン
仮想ディスクが格納されるストレージドメイン。ドロップダウンリストには、対象のデータセンターで使用できる全ストレージドメインが表示されます。また、ストレージドメインの全容量と現在の空き容量も表示されます。
割り当てポリシー
新規仮想ディスクのプロビジョニングポリシー
  • Preallocated を選択すると、仮想ディスクの作成時に、ストレージドメイン上のディスクの全サイズが割り当てられます。Preallocated ディスクの仮想サイズおよび実サイズは同じです。 Preallocated の仮想ディスクは、Thin Provision の仮想ディスクよりも作成に時間がかかりますが、読み取り/書き込みのパフォーマンスがより優れています。Preallocated の仮想ディスクはサーバーや、その他の I/O を集中的に行う仮想マシンに推奨します。仮想マシンが 4 秒につき 1 GB の書き込みを行うことができる場合には、可能であれば Preallocated のディスクを使用してください。
  • Thin Provision を選択すると、仮想ディスクの作成時に 1 GB の容量が割り当てられ、ディスクが拡張可能な上限が設定されます。ディスクの仮想サイズが上限です。実サイズは、それまでに割り当て済みの容量です。Thin Provision ディスクは、Prealocated のディスクよりも作成が高速で、ストレージのオーバーコミットメントが可能です。Thin Provision の仮想ディスクはデスクトップに推奨します。
Disk Profile
仮想ディスクに割り当てるディスクプロファイル。ディスクプロファイルは、ストレージドメイン内の仮想ディスクの最大スループットと入出力操作数の最大レベルを定義します。ディスクプロファイルは、データセンターに対して作成されたストレージ QoS エントリーに基づいてストレージドメインレベルで定義されます。
削除後にワイプ
仮想ディスクの削除時に、機密性の高い情報を削除するセキュリティー強化を有効にすることができます。
ブート可能
仮想ディスクにブート可能のフラグを設定することができます。
共有可能
仮想ディスクを複数の仮想マシンに同時にアタッチすることができます。
直接 LUN の設定は、ターゲット > LUN または LUN > ターゲット のいずれかのタブで表示することができます。ターゲット > LUN には、検出先のホストで利用可能な LUN の一覧、LUN > ターゲット には 全 LUN の一覧が表示されます。

表11.3 新規仮想ディスクの設定: 直接 LUN

フィールド名
説明
エイリアス
仮想ディスク名。最大長は 40 文字。
説明
仮想ディスクの説明。このフィールドへの入力は推奨されますが、必須ではありません。デフォルトでは、このフィールドに LUN ID の最後の 4 文字が挿入されています。
デフォルトの動作は、engine-config コマンドで PopulateDirectLUNDiskDescriptionWithLUNId の設定キーに適切な値を指定して設定することができます。完全な LUN ID を使用するには設定キーに -1 を、この機能を無視するには 0 を指定します。正の整数を指定すると、その文字数分だけ LUN ID が説明フィールドに挿入されます。詳しくは、「engine-config コマンドの構文」を参照してください。
インターフェース
ディスクが仮想マシンに対して提示する仮想インターフェース。VirtIO はより高速ですが、ドライバーが必要です。このドライバーは、Red Hat Enterprise Linux 5 以降のバージョンには搭載されています。Windows には、このドライバーは搭載されていませんが、ゲストツール ISO または仮想フロッピーディスクからインストールすることができます。IDE デバイスには特別なドライバーは必要ありません。
インターフェースのタイプは、そのディスクがアタッチされている仮想マシンすべてを停止した後に更新が可能となります。
データセンター
仮想ディスクを使用できるデータセンター
使用するホスト
LUN のマウント先のホスト。データセンター内の任意のホストを選択できます。
ストレージタイプ
追加する外部 LUN のタイプ。iSCSI または Fibre Channel から選択可能です。
ターゲットを検出
このセクションは、iSCSI の外部 LUN を使用する場合に、「ターゲット > LUN」 のタブを選択すると拡張されます。
アドレス: ターゲットサーバーのホスト名または IP アドレス
ポート: ターゲットサーバーへの接続を試みるポート。デフォルトのポートは 3260 です。
ユーザー認証: iSCSI サーバーには、ユーザー認証が必要です。ユーザー認証 フィールドは、iSCSI の外部 LUN を使用する場合に表示されます。
CHAP のユーザー名: LUN にログインするパーミッションのあるユーザーの名前。このフィールドは、ユーザー認証 チェックボックスが選択されている場合に編集が可能です。
CHAP のパスワード: LUN にログインするパーミッションのあるユーザーのパスワード。このフィールドは、ユーザー認証 チェックボックスが選択されている場合に編集が可能です。
ブート可能
仮想ディスクにブート可能のフラグを設定することができます。
共有可能
仮想ディスクを複数の仮想マシンに同時にアタッチすることができます。
SCSI パススルーを有効にする
インターフェースVirtIO-SCSI に設定されている場合に利用可能。このチェックボックスを選択すると、物理 SCSI デバイスから仮想ディスクへのパススルーが有効になります。VirtIO-SCSI インターフェースに SCSI パススルーを有効にすると、SCSI discard のサポートが自動的に含まれます。このチェックボックスを選択しなかった場合には、仮想ディスクは、エミュレーションされた SCSI デバイスを使用します。
特権のある SCSI I/O を許可
SCSI パススルーを有効にする のチェックボックスを選択すると設定可能となります。このチェックボックスを選択すると、フィルター処理なしの SCSI 汎用 I/O (SG_IO) アクセスが可能となり、ディスク上で特権のある SG_IO コマンドを実行できるようになります。永続的な予約にはこの設定が必要です。
ターゲットを検出 セクションで各フィールドに必要事項を入力し、検出 をクリックしてターゲットのサーバーを検出します。次に 全ターゲットにログイン ボタンをクリックして、そのターゲットサーバー上の利用可能な LUN を一覧表示し、各 LUN の横にあるラジオボタンで追加する LUN を選択することができます。
仮想マシンのハードディスクイメージとして LUN を直接使用すると、仮想マシンと仮想マシンのデータの間の抽象化層が削除されます。
直接 LUN を仮想マシンのハードディスクイメージとして使用する際には、以下の点に注意してください。
  • 直接 LUN のハードディスクイメージのライブストレージ移行はサポートされていません。
  • 直接 LUN ディスクは、仮想マシンエクスポートには含まれません。
  • 直接 LUN ディスクは、仮想マシンのスナップショットには含まれません。
対象のデータセンターでディスクを作成するパーミッションのある OpenStack のボリュームストレージドメインが利用できない場合には、Cinder の設定のフォームは無効になります。Cinder ディスクには、外部プロバイダー のウィンドウで Red Hat Virtualization 環境に追加された OpenStack ボリュームのインスタンスへのアクセスが必要です。詳しくは、「ストレージ管理のための OpenStack Volume (Cinder) インスタンスの追加」を参照してください。

表11.4 新規仮想ディスクの設定: Cinder

フィールド名
説明
サイズ (GB)
新規仮想ディスクのサイズ (GB 単位)
エイリアス
仮想ディスク名。最大長は 40 文字。
説明
仮想ディスクの説明。このフィールドへの入力は推奨されますが、必須ではありません。
インターフェース
ディスクが仮想マシンに対して提示する仮想インターフェース。VirtIO はより高速ですが、ドライバーが必要です。このドライバーは、Red Hat Enterprise Linux 5 以降のバージョンには搭載されています。Windows には、このドライバーは搭載されていませんが、ゲストツール ISO または仮想フロッピーディスクからインストールすることができます。IDE デバイスには特別なドライバーは必要ありません。
インターフェースのタイプは、そのディスクがアタッチされている仮想マシンすべてを停止した後に更新が可能となります。
データセンター
仮想ディスクを使用できるデータセンター
ストレージドメイン
仮想ディスクが格納されるストレージドメイン。ドロップダウンリストには、対象のデータセンターで使用できる全ストレージドメインが表示されます。また、ストレージドメインの全容量と現在の空き容量も表示されます。
ボリュームのタイプ
仮想ディスクのボリュームタイプ。ドロップダウンリストに、利用可能なボリュームのタイプがすべて表示されます。ボリュームのタイプは、OpenStack Cinder で管理/設定されます。
ブート可能
仮想ディスクにブート可能のフラグを設定することができます。
共有可能
仮想ディスクを複数の仮想マシンに同時にアタッチすることができます。

11.6.3. ライブストレージマイグレーションの概要

アタッチ先の仮想マシンが稼働している状態で、仮想ディスクをストレージドメイン間で移行することが可能です。この機能は、ライブストレージマイグレーションと呼ばれています。実行中の仮想マシンにアタッチされたディスクを移行する際には、移行元のストレージドメインで、そのディスクのイメージチェーンのスナップショットが作成されて、移行先のストレージドメインにイメージチェーン全体が複製されるので、移行元と移行先の両方のストレージドメインに、ディスクイメージチェーンとスナップショットをホストするのに十分なストレージ容量があることを確認してください。新規スナップショットは、ライブストレージマイグレーションを試みる度に作成されます。これは、マイグレーションが失敗した場合も変わりません。
ライブストレージマイグレーション機能を使用する際には、以下の点を考慮してください。
  • 一度に複数のディスクのライブマイグレーションを行うことが可能です。
  • 同じ仮想マシンの複数のディスクを複数のストレージドメインに分散して配置することができますが、各ディスクのイメージチェーンは 1 つのストレージドメインに保管する必要があります。
  • 同じデータセンター内の任意のストレージドメイン間でディスクのライブマイグレーションを行うことができます。
  • 直接 LUN のハードディスクイメージまたは共有可能とマークされたディスクはライブマイグレーションすることはできません。

11.6.4. 仮想ディスクの移動

仮想マシンにアタッチされた仮想ディスクまたはフローティング仮想ディスクとして機能する仮想ディスクをストレージドメイン間で移動することができます。実行中の仮想マシンにアタッチされた仮想ディスクを移動することが可能です。 この機能は、ライブストレージマイグレーションと呼ばれています。もしくは、操作を続行する前に、仮想マシンをシャットダウンしてください。
ディスクを移動する際には、以下の点を考慮してください。
  • 複数のディスクを同時に移行することが可能です。
  • 同じデータセンター内の任意のストレージドメイン間でディスクを移行することができます。
  • テンプレートをベースに作成された仮想ディスクが、ストレージ割り当てのシンプロビジョニングオプションを使用した仮想マシンにアタッチされている場合は、仮想マシンのベースとなったテンプレート用のディスクを、仮想ディスクと同じストレージドメインにコピーする必要があります。

手順11.3 仮想ディスクの移動

  1. ディスク タブを選択します。
  2. 移動する仮想ディスクを 1 つまたは複数選択します。
  3. 移動 をクリックして ディスクの移動 ウィンドウを開きます。
  4. ターゲット の一覧から、仮想ディスクの移動先となるストレージドメインを選択します。
  5. 該当する場合には、ディスクプロファイル の一覧から、ディスクのプロファイルを選択します。
  6. OK をクリックします。
仮想ディスクは、ターゲットのストレージドメインに移動されます。移動中には、ステータス コラムに Locked というステータスと、移動操作の進捗状況を示すプログレスバーが表示されます。

11.6.5. ディスクのインターフェースタイプの変更

ディスクを作成した後に、そのディスクのインターフェースタイプを変更することができます。これにより、異なるインターフェースタイプが必要な仮想マシンに既存のディスクをアタッチすることが可能となります。たとえば、VirtIO-SCSI または IDE のインターフェースが必要な仮想マシンには VirtIO インターフェースを使用するディスクをアタッチすることができます。これにより、バックアップ、復元、障害復旧を目的としてディスクを移行するための柔軟性が提供されます。共有可能なディスク用のインターフェースも仮想マシンごとに更新可能です。これは、共有ディスクを使用する各仮想マシンで異なるインターフェースタイプを使用できることを意味します。
ディスクのインターフェースタイプを更新するには、そのディスクを使用している仮想マシンをすべて停止する必要があります。

手順11.4 ディスクのインターフェースタイプの変更

  1. 仮想マシン タブを選択して、該当する仮想マシンを停止します。
  2. ディスク のサブタブから対象のディスクを選択して 編集 をクリックします。
  3. インターフェース の一覧から、新しいインターフェースタイプを選択して OK をクリックします。
仮想マシンは、そのディスクに異なる仮想インターフェースを使用するようになりました。
以下の手順では、異なるインターフェースタイプを必要とする別の仮想マシンにディスクをアタッチする方法を説明します。

手順11.5 異なるインターフェースタイプを使用する別の仮想マシンにディスクをアタッチする手順

  1. 仮想マシン タブを選択して、該当する仮想マシンを停止します。
  2. ディスクをデタッチする仮想マシンを選択します。
  3. ディスク のサブタブから対象のディスクを選択して 削除 をクリックします。
  4. 仮想マシン タブで、ディスクのアタッチ先となる新しい仮想マシンを選択します。
  5. アタッチ をクリックします。
  6. 仮想ディスクのアタッチ ウィンドウでディスクを選択して、インターフェース ドロップダウンから適切なインターフェースを選択します。
  7. OK をクリックします。

11.6.6. 仮想ディスクのコピー

概要

ストレージドメイン間で仮想ディスクをコピーすることができます。コピーされたディスクは、仮想マシンにアタッチすることが可能です。

手順11.6 仮想ディスクのコピー

  1. ディスク タブを選択します。
  2. コピーする仮想ディスクを選択します。
  3. コピー ボタンをクリックし、ディスクのコピー ウィンドウを開きます。
  4. オプションで、エイリアス テキストフィールドにエイリアスを入力します。
  5. ターゲット のドロップダウンメニューを使用して、仮想ディスクのコピー先となるストレージドメインを選択します。
  6. OK をクリックします。
結果

仮想ディスクがターゲットのストレージドメインにコピーされ、コピー中にはステータス Locked となります。

11.6.7. ストレージドメインへのディスクイメージのアップロードとダウンロード

QEMU 互換のある仮想ディスクイメージは、ローカルマシンから Red Hat Virtualization ストレージドメインにアップロードして、仮想マシンにアタッチすることができます。
仮想ディスクイメージタイプは、QCOW2 または Raw でなければなりません。QCOW2 ディスクイメージから作成したディスクは共有できません。QCOW2 ディスクイメージファイルにはバッキングファイルが含まれないようにしてください。
ディスクイメージは、Manager または REST API を使用してアップロードすることができますが、ダウンロードには REST API しか使用できません。REST API を使用する際には、IMAGETRANSFERS サービスで transfer を作成してから、IMAGETRANSFER サービスでイメージをアップロードするかダウンロードするかを指定します。
これらのサービスに使用可能なすべての方法についての説明は、『REST API Guide』の「IMAGETRANSFERS」および「IMAGETRANSFER」 を参照してください。

前提条件:

  • engine-setup の実行時にイメージ I/O プロキシーを設定する必要があります。詳しい情報は、『インストールガイド』の「Red Hat Virtualization Manager の設定」を参照してください。
  • 管理ポータルへのアクセスに使用する必須の認証局を Web ブラウザーにインポートする必要があります。
  • このアップロード手順を実行するには、Internet Explorer 10、Firefox 35 まはた Chrome 13 以降が必要です。これ以前のバージョンは、必須の HTML5 API がサポートされません。

注記

認証局をインポートするには、https://engine_address/ovirt-engine/services/pki-resource?resource=ca-certificate&format=X509-PEM-CA に進み、信頼設定をすべて選択します。認証局のインストール方法については、FirefoxInternet ExplorerGoogle Chrome のいずれかを参照してください。

手順11.7 ストレージドメインへのディスクイメージのアップロード

  1. イメージのアップロード画面を開きます。
    • ディスク タブの アップロード のドロップダウンリストから 起動 を選択します。
    • または、ストレージ タブからストレージドメインを選択して、次に ディスク サブタブを選択し、アップロード のドロップダウンリストから 起動 を選んでください。
    イメージのアップロード画面

    図11.2 イメージのアップロード画面

  2. イメージのアップロード の画面で、ファイルを選択 をクリックして、ローカルディスク上のイメージを選択します。選択したファイルについての情報が表示されます。
  3. ディスクのオプション のフィールドに入力します。各フィールドの説明については、「新規仮想ディスクウィンドウの設定」を参照してください。
  4. OK をクリックします。
プログレスバーで、アップロードのステータスが表示されます。アップロード のドロップダウンリストからアップロードを一時停止、キャンセル、再開することができます。

11.6.8. インポートされたストレージドメインからのディスクイメージのインポート

詳細ペインの ディスクのインポート タブを使用して、インポートされたストレージドメインからフローティング仮想ディスクをインポートします。

注記

Manager にインポートすることができるのは、QEMU との互換性があるディスクだけです。

手順11.8 ディスクイメージのインポート

  1. データセンターにインポートしたストレージドメインを選択します。
  2. 詳細ペインで ディスクのインポート をクリックします。
  3. インポートする仮想マシンを 1 台または複数選択して インポート をクリックすると、ディスクのインポート ウィンドウが開きます。
  4. 各ディスクに適切な ディスクプロファイル を選択します。
  5. OK をクリックすると選択したディスクがインポートされます。

11.6.9. インポートされたストレージドメインからの未登録ディスクイメージのインポート

詳細ペインの ディスクのインポート タブを使用して、ストレージドメインからフローティング仮想ディスクをインポートします。Red Hat Virtualization 環境以外で作成されたフローティングディスクは、Manager には登録されていません。ストレージドメインをスキャンして、インポート予定で未登録のフローティングディスクを特定します。

注記

Manager にインポートすることができるのは、QEMU との互換性があるディスクだけです。

手順11.9 ディスクイメージのインポート

  1. データセンターにインポートしたストレージドメインを選択します。
  2. ストレージドメインを右クリックして、Manager が未登録のディスクを特定できるように ディスクのスキャン を選択します。
  3. 詳細ペインで ディスクのインポート をクリックします。
  4. インポートする仮想マシンを 1 台または複数選択して インポート をクリックすると、ディスクのインポート ウィンドウが開きます。
  5. 各ディスクに適切な ディスクプロファイル を選択します。
  6. OK をクリックすると選択したディスクがインポートされます。

11.6.10. OpenStack Image サービスからの仮想ディスクイメージのインポート

概要

OpenStack Image サービスが外部プロバイダーとして Red Hat Virtualization Manager に追加されている場合には、OpenStack Image サービスによって管理される仮想ディスクイメージを Manager にインポートすることが可能です。

  1. ストレージ リソースタブをクリックして、結果一覧から OpenStack Image サービスドメインを選択します。
  2. 詳細ペインの イメージ タブでインポートするイメージを選択します。
  3. インポート をクリックすると イメージのインポート ウィンドウが開きます。
  4. データセンター ドロップダウンメニューから、仮想ディスクイメージのインポート先となるデータセンターを選択します。
  5. ドメイン名 ドロップダウンメニューから、仮想ディスクイメージの保管先となるストレージドメインを選択します。
  6. オプションで、クォータ ドロップダウンメニューから、仮想ディスクイメージに適用するクォータを選択します。
  7. OK をクリックしてイメージをインポートします。
結果

イメージがフローティングディスクとしてインポートされて、ディスク リソースタブの結果一覧に表示されます。これで仮想マシンにアタッチできる状態となりました。

11.6.11. OpenStack Image サービスへの仮想ディスクのエクスポート

概要

外部プロバイダーとして Manager に追加済みの OpenStack Image サービスに仮想ディスクをエクスポートすることができます。

  1. ディスク リソースタブをクリックします。
  2. エクスポートするディスクを選択します。
  3. エクスポート ボタンをクリックすると、イメージのエクスポート ウィンドウが開きます。
  4. ドメイン名 ドロップダウンリストから、ディスクのエクスポート先となる OpenStack Image サービスを選択します。
  5. クォータを適用する場合には、クォータ ドロップダウンリストから、そのディスクのクォータを選択します。
  6. OK をクリックします。
結果

仮想ディスクが指定した OpenStack Image サービスにエクスポートされて、仮想ディスクイメージとして管理されるようになりました。

重要

複数のボリュームが含まれず、シンプロビジョニングされておらず、かつスナップショットが含まれていない場合に限り、仮想ディスクのエクスポートが可能です。

11.6.12. 仮想ディスクの解放

シンプロビジョニングを使用する仮想ディスクは、それらのディスクからファイルを削除しても自動的には縮小されません。たとえば、実際のディスクサイズが 100 GB で 50 GB のファイルを削除した場合に、割り当て済みのディスクサイズは 100 GB から変わらず、残りの 50 GB はホストに返されないので、他の仮想マシンがその領域を使用することができません。この未使用のディスク領域は、ホストで仮想ディスクに対してスパース化の操作を実行することによって解放することができます。これにより、ディスクから空き領域がホストに転送されます。
この操作は、仮想マシンのクローン作成、仮想マシンをベースとするテンプレートの作成、ストレージドメインのディスク領域のクリーンアップなどを行う前に実行しておくことをお勧めします。

制限事項

  • NFS ストレージドメインでは NFS バージョン 4.2 以降を使用する必要があります。
  • 直接 LUN または Cinder を使用するディスクはスパース化できません。
  • 事前割り当て済みの割り当てポリシーを使用するディスクはスパース化できません。テンプレートから仮想マシンを作成する場合には、ストレージの割り当て フィールドから シンプロビジョニング を選択する必要があります。また クローン を選択する場合には、シンプロビジョニングが選択されている仮想マシンをベースにしたテンプレートであることを確認してください。
  • スパース化できるのは、アクティブなスナップショットのみです。

手順11.10 ディスクのスパース化

  1. 仮想マシン タブをクリックして仮想マシンを選択します。ステータスが Down であることを確認してください。仮想マシンが実行中の場合には、操作を続行する前にシャットダウンしておく必要があります。
  2. 詳細ペインの ディスク タブを選択して、ステータスが OK と表示されていることを確認します。
  3. スパース化 ボタンをクリックすると、ディスクのスパース化 ウィンドウが開いて、選択したディスクのスパース化の操作を確認するように要求されます。
  4. OK をクリックします。
スパース化操作の実行中には、画面の最下部の イベント タブに Started to sparsify というイベントが表示され、ディスクのステータスは Locked と表示されます。操作が完了すると、イベント タブに Sparsified successfully というイベントが表示され、ディスクのステータスは OK と表示されます。未使用のディスク領域はホストに返還され、他の仮想マシンが使用できるようになります。

注記

複数の仮想ディスクを並行してスパース化することができます。