Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat Virtualization

5.2. クラスタータスク

5.2.1. 新規クラスターの作成

データセンターには複数のクラスターを含めることができ、クラスターには複数のホストを含めることができます。クラスター内のホストすべては、同じ CPU タイプ (Intel または AMD) である必要があります。CPU タイプの最適化を確保するには、クラスターを作成する前にホストを作成することが推奨されます。ただし、Guide Me ボタンを使用して、後でホストを設定できます。

手順5.1 新規クラスターの作成

  1. Clusters resource タブを選択します。
  2. New をクリックします。
  3. ドロップダウンリストからクラスターが属する Data Center を選択します。
  4. クラスターの Name および Description を入力します。
  5. Management Network ドロップダウンリストからネットワークを選択して、管理ネットワークロールを割り当てます。
  6. ドロップダウンリストから CPU Architecture および CPU Type を選択します。クラスターに接続するホストの最小 CPU プロセッサータイプと、CPU プロセッサーファミリーとを一致させることが重要です。そうでないと、ホストが機能しなくなります。
    注記
    Intel タイプおよび AMD CPU タイプの両方の場合、リストされた CPU モデルは、最も古いものから最新の順に論理的に使用されます。CPU モデルが異なるホストがクラスターに含まれる場合は、最も古い CPU モデルを選択します。各 CPU モデルの詳細は、を参照してください https://access.redhat.com/solutions/634853
  7. ドロップダウンリストから、クラスターの 互換バージョン を選択します。
  8. Enable Virt Service または Enable Gluster Service ラジオボタンを選択し、クラスターに仮想マシンホストまたは Gluster 対応ノードが設定されるかどうかを定義します。Red Hat Virtualization Host (RHVH)を Gluster 対応クラスターに追加できないことに注意してください。
  9. Manager から仮想マシンをシャットダウンする際に任意の reason フィールドを有効にするには、Enable to set VM maintenance reason チェックボックスを選択し、管理者がメンテナーンスの説明を提供できるようにします。
  10. ホストを Manager からメンテナンスモードに移行する際に任意の reason フィールドを有効にするには、Enable to set Host maintenance reason チェックボックスを選択して、管理者がメンテナーンスの説明を提供できるようにします。
  11. /dev/random ソース (Linux が提供するデバイス)または /dev/hwrng ソース (外部ハードウェアデバイス)のチェックボックスを選択し、クラスター内のすべてのホストが使用する乱数ジェネレーターデバイスを指定します。
  12. Optimization タブをクリックして、クラスターのメモリーページ共有のしきい値を選択し、必要に応じてクラスター内のホストで CPU スレッド処理およびメモリーバルーンを有効にします。
  13. Migration Policy タブをクリックして、クラスターの仮想マシンの移行ポリシーを定義します。
  14. Scheduling Policy タブをクリックして、スケジューリングポリシーの設定、スケジューラー最適化の設定、クラスター内のホストの信頼できるサービスの有効化、HA Reservation の有効化、およびカスタムシリアル番号ポリシーの追加を行います。
  15. Console タブをクリックしてオプションでグローバル SPICE プロキシーを上書きし(ある場合)、クラスター内のホストの SPICE プロキシーのアドレスを指定します。
  16. Fencing policy タブをクリックして、クラスターでフェンシングを有効または無効にします。また、フェンスオプションを選択します。
  17. OK をクリックしてクラスターを作成し、New Cluster - Guide Me ウィンドウを開きます。
  18. Guide Me ウィンドウには、クラスター用に設定する必要のあるエンティティーが一覧表示されます。Configure Later ボタンをクリックしてこれらのエンティティーを設定するか、または設定を延期します。設定を再開するには、クラスターを選択し、Guide Me ボタンをクリックします。
新しいクラスターが仮想化環境に追加されます。