Red Hat Training

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16.6. クォータしきい値の設定の説明

表16.3 クォータしきい値および猶予期間

設定 定義
クラスターしきい値 データセンターごとに利用可能なクラスターリソースの量。
クラスターの猶予 データセンターのクラスターしきい値を使い切った後のデータセンターで利用可能なクラスターの量。
ストレージのしきい値 データセンターごとに利用可能なストレージリソースの量。
ストレージの猶予 データセンターのストレージしきい値を使い切った後のデータセンターで利用可能なストレージの量。
クォータが 20% の猶予で 100 GB に設定されている場合、使用者は 120 GB のストレージを使用した後、ストレージの使用をブロックされます。同じクォータのしきい値が 70% に設定されている場合、使用者は 70 GB のストレージ消費量を超えると警告を受け取ります (ただし、120 GB のストレージ消費量に達するまでストレージを消費できます)。 しきい値および猶予の両方は、クォータを基準にして設定されます。しきい値はソフト制限と考えることができ、それを超えると警告が生成されます。猶予はハード制限として考えられ、それを超えると、これ以上ストレージリソースを消費できなくなります。