Red Hat Training

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11.6.3. ライブストレージ移行の概要

仮想ディスクは、それらが接続されている仮想マシンの実行中に、あるストレージドメインから別のストレージドメインに移行できます。これは、ライブストレージ移行と呼ばれます。実行中の仮想マシンに接続されているディスクが移行されると、そのディスクのイメージチェーンのスナップショットがソースストレージドメインに作成され、イメージチェーン全体が宛先ストレージドメインに複製されます。そのため、ソースストレージドメインと宛先ストレージドメインの両方に、ディスクイメージチェーンとスナップショットの両方をホストするのに十分なストレージスペースがあることを確認してください。移行が失敗した場合でも、ライブストレージの移行が試行されるたびに新しいスナップショットが作成されます。
ライブストレージ移行を使用する場合は、次の点を考慮してください。
  • 一度に複数のディスクをライブマイグレーションできます。
  • 同じ仮想マシンの複数のディスクは複数のストレージドメインにまたがって存在できますが、各ディスクのイメージチェーンは単一のストレージドメインに存在する必要があります。
  • 同じデータセンター内の任意の 2 つのストレージドメイン間でディスクをライブマイグレーションできます。
  • ダイレクト LUN ハードディスクイメージまたは共有可能としてマークされたディスクをライブマイグレーションすることはできません。