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第11章 仮想マシンのディスク
11.1. 仮想マシンストレージについての知識
Red Hat Virtualization は NFS、iSCSI、FCP の 3 つのストレージタイプをサポートしています。
各タイプでは、Storage Pool Manager (SPM) というホストがホストとストレージ間のアクセスを管理します。SPM ホストはストレージプール内で唯一フルアクセスのあるノードです。SPM はストレージドメインのメタデータおよびプールのメタデータを変更することができます。それ以外のホストはすべて、仮想マシンのハードディスクのメタデータにしかアクセスできません。
デフォルトでは、NFS、ローカル、または POSIX 準拠のデータセンターの場合に、SPM は仮想ディスクをシンプロビジョニング形式でファイルシステム内のファイルとして作成します。
iSCSI およびその他のブロックベースのデータセンターの場合には、SPM は提供される論理ユニット番号 (LUN) の最上位にボリュームグループを作成し、仮想マシンディスクとして使用する論理ボリュームを作成します。ブロックベースストレージ上の仮想マシンディスクは、デフォルトで事前割り当てされます。
事前割り当て済みの仮想ディスクの場合には、指定サイズ (GB 単位) の論理ボリュームが作成されます。
kpartx、vgscan、vgchange、 mount のいずれかを使用して仮想マシンを Red Hat Enterprise Linux サーバーにマウントし、その仮想マシンのプロセスや問題を調べることができます。
シンプロビジョニングされた仮想ディスクの場合には、1 GB の 論理ボリュームが作成されます。この論理ボリュームは、仮想マシンを実行しているホストによって継続的に監視されます。使用率が閾値に近づくと、ホストは SPM に通知し、SPM は論理ボリュームを 1 GB 単位で拡張します。ホストは、論理ボリュームの拡張後に仮想マシンを再開する役割を果たします。仮想マシンが一時停止状態になると、SPM は予定どおりにディスクの拡張ができないことになります。このような問題は、SPM が過度にビジー状態の場合や、十分なストレージ容量がない場合に発生します。
事前割り当て済み (Raw) の仮想ディスクの書き込み速度は、シンプロビジョニング (QCOW2) 形式の仮想ディスクよりもはるかに高速です。シンプロビジョニングの場合には、仮想ディスク作成の所要時間は大幅に短くなります。シンプロビジョニング形式は I/O を集中的に使用しない仮想マシンに適しています。I/O 書き込みの高速な仮想マシンには、事前割り当て済みのフォーマットを推奨します。仮想マシンが 4 秒あたり 1 GB 以上の書き込みが可能な仮想マシンの場合には、可能であれば事前割り当て済みのディスクを使用してください。

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