2.8. Source-to-Image の Dekorate 設定プロパティー

以下の表に記載されているプロパティーは、Depkorate が Source-to-Image (s2i) を設定してアプリケーション用にビルドするために使用する値を設定します。これらのプロパティーは、アプリケーションプロジェクトの application.properties ファイルで設定できます。

表2.2 S2i の Dekorate 設定プロパティー

プロパティーデータタイプ詳細デフォルト値 (該当する場合)

dekorate.s2i.enabled

boolean

アプリケーション用の s2i ビルドフックの生成を有効にします。

true

dekorate.s2i.registry

文字列

ビルドするイメージのレジストリー名を指定します。

 

dekorate.s2i.group

文字列

アプリケーションのグループ ID を指定します。この値は、構築する docker イメージのユーザー名として使用されます。

 

dekorate.s2i.name

文字列

アプリケーションの名前を指定します。この値は、ビルドするイメージの名前として使用されます。

 

dekorate.s2i.version

文字列

アプリケーションのバージョン。この値は、ビルドするイメージのタグとして使用されます。

 

dekorate.s2i.image

文字列

ビルドするイメージの完全な参照を指定します。このプロパティーを設定すると、groupname、および version プロパティーの値が上書きされます。

 

dekorate.s2i.docker-file

文字列

アプリケーションプロジェクトのルートディレクトリーからの Dockerfile への相対パスを指定します。

Dockerfile

dekorate.s2i.builder-image

文字列

使用する S2i ビルダーイメージの名前を指定します。

fabric8/s2i-java:2.3

dekorate.s2i.build-env-vars

Env[]

s2i ビルドの環境変数を設定します。

 

dekorate.s2i.auto-push-enabled

boolean

true の場合、s2i はイメージのビルド時に、指定したレジストリーにイメージを自動的にプッシュします。

false

dekorate.s2i.auto-build-enabled

boolean

true の場合、s2i はアプリケーションがコンパイルされるとビルドフックを自動的に登録します。

false

dekorate.s2i.auto-deploy-enabled

boolean

true の場合、デプロイフックを生成する際にアプリケーションが自動的にデプロイされます。このプロパティーをアプリケーションで設定するには、application.properties ファイルで値をハードコーディングする必要があります。値をハードコーディングしないようにする場合、このプロパティーは設定しないでください。代わりに、Maven を使用してアプリケーションをデプロイする場合に -Ddekorate.deploy=true オプションを使用します。

false