第2章 ステータスと通知
Red Hat Subscription Management は、サブスクリプションのステータスと通知を表示するための 2 つの主要なツールを提供します。
- Red Hat Subscription Manager は、システム情報を表示するためにローカルシステムから実行されます。
- Red Hat Customer Portal は、登録済みサブスクリプション用の Web ベースのインターフェイスを提供します。
2.1. Red Hat Subscription Manager
Red Hat Subscription Management は、インストールされた製品、インストールされた各製品のサブスクリプションステータス、および利用可能なサブスクリプションに関するシステムレベルの情報を提供します。CLI を使用して Red Hat Subscription Management 管理 コマンドを発行するか、Red Hat Subscription Management GUI を呼び出すことができます。
2.1.1. 状態
すべてのサブスクリプション管理ツールは、システムにインストールされている製品の有効なサブスクリプションへの変更を示すログメッセージと UI メッセージを提供します。
製品のサブスクリプションステータスは次のように色分けされています。
- 緑色は、インストールされているすべての製品に対してすべてのサブスクリプションが有効であることを意味します。
- 黄色は、一部の製品に注意が必要であることを意味します。たとえば、必要なサブスクリプションの一部が有効ではないが、更新がまだ有効であるなどです。
- 赤は、サブスクリプションの更新が無効になっており、新しいサブスクリプションが必要であることを意味します。
コマンドラインツールも、マシンのそのステータスを表示します。緑、黄色、および赤のコードは、それぞれ subscribed、partially subscribed、expired、および not subscribed というテキストのステータスメッセージに変換されます。
[root@localhost ~]# subscription-manager list +-------------------------------------------+ Installed Product Status +-------------------------------------------+ Product Name: Red Hat Enterprise Linux Server Product ID: 69 Version: 7.6 Arch: x86_64 Status: Subscribed Status Details: Starts: 04/24/2013 Ends: 01/01/2022
2.1.2. サブスクリプションの有効期限の通知
サブスクリプションの変更に関する警告がある場合は常に、サブスクリプションマネージャー GUI のトップメニューバーに通知アイコンが表示されます。

インストールされた製品のサブスクリプションの有効期限が近づくと、Subscription Manager デーモンが通知を表示します。インストールされた製品に有効なサブスクリプション証明書がない場合、同様のメッセージが表示されます。これは、インストールされた製品をカバーするサブスクリプションが割り当てられていないか、インストールされた製品がサブスクリプションの有効期限を過ぎていることを意味します。通知ウィンドウで Manage My Subscriptions… をクリックし、Red Hat Subscription Manager GUI を開いてサブスクリプションを表示し、更新できます。
