1.3. 各仮想化プラットフォームの virt-who 設定
virt-who は、仮想化タイプおよびハイパーバイザーまたは仮想化マネージャーなどの情報を指定するファイルを使用して設定されます。サポートされている設定は、仮想化プラットフォームによって異なります。
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各設定ファイルは
/etc/virt-who.d/
ディレクトリーに保存されます。各ハイパーバイザーまたは仮想化マネージャー用に個別の設定ファイルを作成する必要があります。
virt-who 設定ファイルの例
以下の例は、Microsoft Hyper-V ハイパーバイザーの個々の virt-who 設定ファイルを示しています。
[hypervisor1] type=hyperv server=hypervisor1.example.com username=virt_who_user encrypted_password=bd257f93d@482B76e6390cc54aec1a4d hypervisor_id=hostname owner=1234567
type
および server
の値は仮想化プラットフォームによって異なります。以下の表は、より詳細な情報を提供します。
username
は、Microsoft Hyper-V または VMware vCenter の読み取り専用ユーザーを指します。virt-who を設定する前に作成する必要があります。virt-who は、このアカウントを使用して仮想マシンの一覧を取得します。Red Hat ハイパーバイザー専用の virt-who ユーザーは必要ありません。
各仮想化プラットフォームに必要な設定
以下の表を使用して、virt-who 設定を計画します。
サポート対象の仮想化プラットフォーム | 設定ファイルで指定する型 | 設定ファイルに指定されたサーバー | virt-who がインストールされているサーバー |
---|---|---|---|
Red Hat Virtualization RHEL Virtualization (KVM) Red Hat OpenStack Platform | libvirt | 必須ではありません。 | 各ハイパーバイザー |
VMware vSphere | esx | vCenter Server | 専用の RHEL サーバー |
Microsoft Hyper-V | hyperv | ハイパーバイザー | 専用の RHEL サーバー |
OpenShift Virtualization | kubevirt | OpenShift Cluster Master | 専用の RHEL サーバー |
rhevm
および xen
のハイパーバイザータイプはサポート対象外です。