2.3. 強化レポーティングのインストールと設定

Subscription Asset Manager にはオプションでレポーティングモジュールが含まれており、(Subscription Asset Manager 内で) 組織横断的に、さらに (Subscription Asset Manager および Satellite 5.6 で) サブスクリプションサービスを横断してデータを収集し、システム上のサブスクリプションのステータスに関するレポートを生成できます。
レポーティングのデータベースと同期サービスを作成するには、レポーティングモジュールで追加パッケージが必要になります。
強化レポーティングを使用する際には、以下のシステム要件が追加で必要になります。
  • crond サービスが実行中であること。
  • レポーティングデータベースジャーナル用として、追加の 4 GB ディスク領域が利用可能であること。
  • 追加パッケージ
    • splice
    • ruby193-rubygem-splice_reports
    • spacewalk-splice-tool

重要

Satellite 5.6 インスタンスで強化レポートを使用する場合は、Subscription Asset Manager インスタンスをその Satellite 5.6 サーバー用のレポートサーバー専用とする必要があり、他のシステムの管理には使用できません。
強化レポーティング付きで Subscription Asset Manager をインストールするには、以下の手順に従います。
  1. ホストシステムを登録します。--auto-attach オプションを使用して、オペレーティングシステムに必要なサブスクリプションを直ちにアタッチします。
    [root@server ~]# subscription-manager register --auto-attach
    Username: jsmith@example.com
    Password:
  2. 更新したコンテンツリポジトリーをシステム設定に追加するには数分かかります。
  3. rhel-6-server-sam-rpms リポジトリーを有効にします。
    Enhanced Updates (EUS) リポジトリーが有効になってる場合は、yum 設定 (ここでの例) の一部として、または yum コマンドを実行してパッケージをインストールする際に、これを無効にしてください。EUS リポジトリーと Subscription Asset Manager リポジトリー間では、Ruby パッケージに競合があります。
    [root@server ~]# subscription-manager repos --enable rhel-6-server-sam-rpms --disable rhel-server-rhscl-6-eus-rpms
    Loaded plugins: product-id, refresh-packagekit
    ========================= repo: rhel-6-server-sam-rpms =========================
    [rhel-6-server-sam-rpms]
    bandwidth = 0
    base_persistdir = /var/lib/yum/repos/x86_64/6Server
    baseurl = https://cdn.redhat.com/content/dist/rhel/server/6/6Server/x86_64/subscription-asset-manager/1/os
    cache = 0
    cachedir = /var/cache/yum/x86_64/6Server/rhel-6-server-sam-rpms
    cost = 1000
    enabled = 1
    enablegroups = True
    exclude =
    failovermethod = priority
    ...
  4. Subscription Asset Manager とレポーティングパッケージをインストールします。
    [root@server ~]# yum install -y katello-headpin-all splice ruby193-rubygem-splice_reports spacewalk-splice-tool
  5. パッケージをインストールしたら、Subscription Asset Manager 設定スクリプト katello-configure を実行します。
    基本的インストールに必要となるパラメーターは、デプロイメントタイプの sam と、管理者のパスワードです。
    必須ではありませんが、デプロイメントに初期組織名を指定すると便利です。設定しないと、最初の組織には ACME_Corporation のデフォルト名が使用されます。
    これにより、デフォルトユーザーおよびデータベース設定を持つ Subscription Asset Manager インスタンスが設定されます。
    [root@server ~]# katello-configure --deployment=sam --org=Example_Org --user-pass=admin
    Starting Katello configuration
    The top-level log file is [/var/log/katello/katello-configure-20130904-210539/main.log]
レポートのメニュー項目

図2.1 レポートのメニュー項目

Subscription Asset Manager でレポートを使用する方法については、「Subscription Asset Manager 使用量レポートの作成」 で説明しています。Subscription Asset Manager を Satellite 5.6 のレポーティングサーバーとして使用する方法については、「Subscription Asset Manager を使った Satellite 使用量レポートの作成」 で説明しています。