第4章 組織とディストリビューターの設定

Subscription Asset Manager は、Customer Portal Subscription Management 経由でサブスクリプションとコンテンツを管理するというデフォルト設定ではなく、オンプレミスでサブスクリプションを管理します。
サブスクリプションは、(ポータルの) メインアカウントから Subscription Asset Manager インスタンス内の組織に配布されます。これは重要なポイントです。Subscription Asset Manager サーバーは何も管理していません。ポータルに登録された後、ローカルのサブスクリプションとシステムを処理するのは、Subscription Asset Manager インスタンス の組織になります。

4.1. 組織とディストリビューターの構造

Subscription Asset Manager 内の組織は、インフラストラクチャーにあるシステムに構造を提供します。
組織構造は、単一の組織でフラットなものにすることや、相互の組織からは独立した複数の組織を持つこともできます。組織には別のサブスクリプションとシステムインベントリーがあり、これらの組織は常に相互に不透明となります。複数の組織を使用することで、複数の独立したグループを結びつけ、独自のサブスクリプションとシステムからローカルサービスまでを管理できます。
Subscription Asset Manager がホストするのはコンテンツではなく、サブスクリプションサービスのみです。コンテンツについては、ローカルシステムは Customer Portal Subscription Management に接続するか、プロキシーとして Subscription Asset Manager サーバーを経由する必要があります。
ホスト型コンテンツ配信とオンプレミスのサブスクリプションサービス

図4.1 ホスト型コンテンツ配信とオンプレミスのサブスクリプションサービス

1 つのシステムが 1 組織に割り当てられ、その組織で識別されます。組織は、登録プロセスの一部として、各システムで定義される必要があります。
Subscription Asset Manager 内の組織は、ポータルのアカウントに登録されます。これは、インフラストラクチャー内における高いレベルの区分になります。

重要

ディストリビューターの作成は、テクノロジープレビュー機能になります。
ポータルと Subscription Asset Manager の組織は、安全ではあるものの外部のネットワーク接続で通信します。特定の Subscription Asset Manager 組織が公共ネットワークでアクセスできない、またはアクセスすべきでないという場合もあります。または、Subscription Asset Manager の組織を相互にローカルである子組織に区分すべきというような業務上の理由がある場合もあります。
Subscription Asset Manager では、Subscription Asset Manager 組織の下に ディストリビューター を作成することができます。これは、実際にはインスタンス内のインスタンスになります。親組織が子組織にサブスクリプションをアタッチし、マニフェストをローカルで作成します。
ディストリビューターはカスタマーポータル内で作成されることはなく、そこで見えることもありません。ディストリビューターは 別の Subscription Asset Manager インスタンス下で作成、維持されます。
ディストリビューターの階層

図4.2 ディストリビューターの階層

ディストリビューターは、Subscription Asset Manager インスタンスがサブスクリプションを区分する方法の 1 つです。