Show Table of Contents
第1章 オンプレミスのサブスクリプション管理
サブスクリプション管理アプリケーションは、組織で利用可能な全サブスクリプションの一覧、その組織内の全システムの一覧のメンテナンスを行ないます。さらに重要なのは、どのサブスクリプションがどのシステムにアタッチするというマッピングも実行します。
IT ハードウェアは管理や明確なインベントリー管理も必要で、それらのマシンにインストールされたソフトウェアも管理と明確なインベントリー管理が必要になります。インベントリー とは、単に どの ソフトウェアが どこに インストールされており、いくつの コピーが実際に使用されているかを追跡することを意味します。
IT 管理者は、ソフトウェアに関して正確な報告をするプレッシャーに直面しています。米国のサーベンス・オクスリー法のような政府による規制だけでなく、PCI-DSS (Payment Card Industry Data Security Standard) や SAS-70 などの重要な業界標準の証明書を取得するプレッシャーに直面しています。一般に、このソフトウェアアセットの報告は、ソフトウェアライセンス管理 と呼ばれています。Red Hat のサブスクリプションモデルではこれを サブスクリプション管理 と呼びます。
サブスクリプション管理は、使用可能な製品のサブスクリプションと、そのサブスクリプションが割り当てられている IT インフラストラクチャーの構成要素との間の 関係 を構築します。
サブスクリプション管理は、無料でオープンなソフトウェアに対する Red Hat のコミットメントの下で、ソフトウェアやシステムインベントリーの監視に役立つツールを提供し、IT 管理者にメリットをもたらすことに重点を置いてます。サブスクリプション管理により、製品へのアクセスを強制したり、制限することは ありません。
1.1. Subscription Asset Manager の定義
サブスクリプションを割り当てて、コンテンツを配信する最も簡単な方法は、ローカルシステムを Red Hat がホストしているサブスクリプションおよびコンテンツネットワークに直接接続することです。ただし、大規模な環境や非常にセキュリティーレベルの高い環境などでは、このホスト型の方法はふさわしくありません。
このようなインフラストラクチャーでは、アカウントサブスクリプションのサブセットをオンプレミスのアプリケーションに割り当てることができます。オンプレミスアプリケーションは、サブスクリプションとシステムインベントリーをローカルで管理します。この方法では、帯域幅が減らされるのでパフォーマンス上のメリットがあります。また、管理者はローカルで柔軟にサブスクリプション管理を行うことができるため、管理上でも多大なメリットをもたらします。
Subscription Asset Manager がそのオンプレミスのサブスクリプション管理アプリケーションになります。これは、以下の 2 つのバックエンド管理機能を実行します。
- サブスクリプションサービスとしてサブスクリプションを割り当てます。
- Red Hat コンテンツ配信ネットワークのリアルタイムプロキシとして機能します。
サブスクリプションサービスとして、Subscription Asset Manager はシステム登録を処理 (システムがコンテンツにアクセス可能であることを検証) します。また、システムで利用可能な製品についての情報を提供し、アカウント全体のサブスクリプションの総合リストと残りの数量を処理します。
Subscription Asset Manager は、Red Hat のホスト型コンテンツ配信ネットワークに接続するローカルシステムのプロキシサーバーとして機能します。リクエスト時にシステムにコンテンツを配信する最終的な責任は、Red Hat のホスト型サービスにあります。

図1.1 ホスト型コンテンツ配信とオンプレミスのサブスクリプションサービス
サブスクリプションサービスまたはコンテンツ配信、またはその両方に対して、管理者がローカルでなんらかの制御を必要とする場合もあります。サブスクリプション管理フレームワークの各コンポーネントは、独立したクライアント設定を持つ独立したアプリケーションであるため、さまざまなソースを使用できます。
サブスクリプション管理アプリケーションを使用すると、管理者はネットワークの状態やマシンの物理的な位置に基づいて設定を制御し、パフォーマンスを向上させることができます。
すべての Red Hat Enterprise Linux サブスクリプションには、サブスクリプションの設定を管理する以下のツールが含まれます。
- ローカルシステムを管理する Red Hat Subscription Manager クライアントツール
- カスタマーポータルからグローバルでシステムを管理する Customer Portal Subscription Management
- システムをローカルで管理する Subscription Asset Manager

Where did the comment section go?
Red Hat's documentation publication system recently went through an upgrade to enable speedier, more mobile-friendly content. We decided to re-evaluate our commenting platform to ensure that it meets your expectations and serves as an optimal feedback mechanism. During this redesign, we invite your input on providing feedback on Red Hat documentation via the discussion platform.