Red Hat Enterprise Linux における Subscription Manager のトラブルシューティング

Red Hat Subscription Management 1

Red Hat Subscription Manager および Subscription Asset Manager の問題への対応

Red Hat Subscription Management Documentation Team

October 1, 2013

概要

Red Hat Enterprise Linux の subscription-manager ツールの問題に関するトラブルシューティング

1. Red Hat Subscription Manager のトラブルシューティング

他のサービス、Red Hat Subscription Manager の機能、および環境が異なるため、Red Hat Subscription Manager にはバグや機能制限があります。本セクションでは、このような問題の一部について、回避策およびトラブルシューティングを説明します。

1.1. Red Hat Enterprise Linux 5.9

1.1.1. ゲストファクトで UUID が不明と表示される

仮想ゲストでは、Subscription Manager デーモンは dmidecode を使用して System Management BIOS (SMBIOS) 値を読み取ります。その値はゲストの UUID を取得するために使用されます。64 ビットの Intel アーキテクチャーでは、Intel ファームウェアによって SMBIOS 情報が制御され、読み取り専用のバイナリーエントリーに保存されます。したがって、UUID を取得したり、読み取り可能な新しい UUID を設定したりすることはできません。
ゲストの UUID は読み取りできないため、ゲストシステムで facts コマンドを実行すると、システムの virt.factsUnknown の値が示されます (virt.uuid: Unknown)。これは、ゲストに、ホストマシンと関連付けられていないため、サブスクリプションを継承しないことを示しています。
Subscription Manager で使用されるファクトは、手動で編集して UUID に追加できます。
  1. ゲスト名またはゲスト ID を取得します。
  2. 仮想ホストで、virsh を使用してゲストの UUID を取得します。たとえば、rhel5server_virt1 という名前のゲストの場合は以下のようになります。
    virsh domuuid rhel5server_virt1
  3. ゲストで、手動でファクトファイルを作成します。
    vim /etc/rhsm/facts/virt.facts
  4. 指定した UUID を含む行を追加します。
        {
          "virt.uuid": "$VIRSH_UUID"
          }
ファクトファイルを作成し、適切な UUID を挿入することは、Subscription Manager が、Unknown 値を使用せずにゲストを適切に識別できることを意味します。

1.2. Red Hat Enterprise Linux 6.2

1.2.1. 優先されるオペレーティングシステムリリースの手動設定

Red Hat Enterprise Linux 6.3 以降、Red Hat Subscription Manager は、システムの自動更新を制限するために、優先されるオペレーティングシステムのバージョンを設定できます。これは、サブスクリプションの自動アタッチに使用するために使用できる設定のうちの 1 つです。ただし、以前のバージョンの Red Hat Enterprise Linux に、Red Hat Subscription Manager から優先されるオペレーティングシステムを設定することはできません。
yum 設定を編集すると、システムは Red Hat Enterprise Linux 6.2 の特定のオペレーティングシステムに制限できます。たとえば、yum の更新を 6.2 バージョンのパッケージに制限するには、以下を行います。
[root@server ~]# echo 6.2 > /etc/yum/vars/releasever