6.3. コマンドラインで希望するオペレーティングシステムのリリースバージョンの設定

IT 環境の多くは、一定のセキュリティーレベルか他の基準に合致していると認定されている必要があります。その場合、主要なアップグレードの計画と管理は注意して行う必要があります。管理者がただ yum update を実行して次のバージョンに移行できるものではありません。
リリースバージョンを指定すると、システムが、最新バージョンのリポジトリーを自動的に選択するようなことはせず、オペレーティングシステムのバージョンに関連したコンテンツリポジトリーにアクセスを制限します。
たとえば、指定したオペレーティングシステムバージョンが 6.3 の場合は、他のリポジトリーが利用可能であっても、システムにインストールされる製品およびアタッチされるサブスクリプションには、常に 6.3 のコンテンツリポジトリーが選ばれます。

例6 登録時のオペレーティングシステムのリリースの設定

リリースバージョンの設定は、システムの登録時に register コマンドを --release オプションで実行することで設定できます。これによりこのリリース設定は、システム登録時に選択され自動的にアタッチされたサブスクリプションに適用されます。
--auto-attach オプションは、自動的にアタッチするサブスクリプションの選択に使用される基準の 1 つであるため、詳細設定時に必要となります。
[root#server ~]# subscription-manager register --auto-attach --release=6.4 --username=admin@example.com...

注記

リリース設定は、サービスレベルの設定とは異なり、登録時にのみ使用するか、詳細設定として設定できます。attach コマンドでは指定できません。

例7 オペレーティングシステムのリリース詳細設定

release コマンドは、アタッチされたサブスクリプションだけでなく、組織で利用可能な購入済みサブスクリプションに基づいて、利用可能なオペレーティングシステムのリリースを表示します。
[root#server ~]# subscription-manager release --list
+-------------------------------------------+
          Available Releases
+-------------------------------------------+
6.2
6.3
そして、--set で詳細設定を利用可能なリリースバージョンの 1 つに設定します。
[root#server ~]# subscription-manager release --set=6.3
Release version set to: 6.3