3.2. Software Collection スクリプトレットの環境モジュールへの変換
環境モジュールを使用すると、たとえば、シェル環境を動的に変更することで、さまざまなバージョンのアプリケーションを管理できます。環境モジュールシステムで Software Collection を使用するには、
/usr/share/Modules/bin/createmodule.sh スクリプトで Software Collection の enable スクリプトレットを環境モジュールに変換します。
手順3.1 enable スクリプトレットの環境モジュールへの変換
- environment-modules パッケージがシステムにインストールされていることを確認します。
#yum install environment-modules /usr/share/Modules/bin/createmodule.shスクリプトを実行して、Software Collection のenableスクリプトレットを環境モジュールに変換します。/usr/share/Modules/bin/createmodule.sh /path/to/enable/scriptlet/path/to/enable/scriptlet は、変換するenableスクリプトレットのファイルパスに置き換えます。- Software Collection メタパッケージの
%preセクションの /usr/share/Modules/bin /createmodule.sh /path/to/enable/scriptlet コマンド (enableスクリプトレットを生成するコード) を追加します。Software Collection パッケージのいずれかに、enableスクリプトレットをファイルとしてパッケージ化されている場合は、%postセクションに /usr/share/Modules/bin/createmodule.sh /path/to/enable/scriptlet コマンドを追加します。
環境モジュールの詳細は、module(1) man ページを参照してください。
