5.3. MySQL 5.7 への移行

Red Hat Enterprise Linux 6 には、デフォルトのMySQL実装としてMySQL 5.1 が含まれています。Red Hat Enterprise Linux 7 には、デフォルトのMySQL実装としてMariaDB 5.5 が搭載されています。これらの基本バージョンに加えて、MySQL 5.6 が、Red Hat Software Collections 2.0 以降の Red Hat Enterprise Linux 6 および Red Hat Enterprise Linux 7 にて、Software Collection として利用できるようになりました。
Red Hat Enterprise Linux 6 と Red Hat Enterprise Linux 7 の両方で利用可能なrh-mysql57 Software Collection は、コアシステムのmysql またはmariadb パッケージやrh-mysql56 Software Collection とは競合しないため、rh-mysql57 Software Collection をmysqlmariadbrh-mysql56 パッケージと一緒にインストールすることができます。また、複数のバージョンを同時に実行することも可能ですが、特定リソースが競合しないようにするため、ポート番号と my.cnf ファイルのソケットを変更する必要があります。
なお、MySQL 5.6 からは MySQL 5.7 にしかアップグレードできません。以前のバージョンからアップグレードする必要がある場合は、まずMySQL 5.6 にアップグレードしてください。MySQL 5.6 へのアップグレード方法はRed Hat Software Collections 2.2 Release Notes に記載されています。

5.3.1. MySQL 5.6 と MySQL 5.7 の注目すべき相違点

  • mysql-bench サブパッケージは、rh-mysql57 Software Collection には含まれていません。
  • MySQL 5.7.7 以降、デフォルトの SQL モードには NO_AUTO_CREATE_USER が含まれています。GRANT ステートメントではデフォルトでユーザーが作成されないため、CREATE USER ステートメントを使用して MySQL アカウントを作成する必要があります。詳細は、upstream documentation を参照してください。
以前のバージョンと比較した MySQL 5.7 における詳細な変更については、アップストリームのドキュメントWhat Is New in MySQL 5.7 および Changes Affecting Upgrades to MySQL 5.7 を参照してください。