第2章 インストールシステム

本章では、コンテンツセットへのアクセス方法、システムへの Red Hat Software Collections 3.2 のインストール方法、および Red Hat Software Collections の再構築方法について詳しく説明します。

2.1. Red Hat Software Collections へのアクセス

Red Hat Software Collections コンテンツセットは、https://access.redhat.com/solutions/472793 に記載されている Red Hat Enterprise Linux 6 および Red Hat Enterprise Linux 7 サブスクリプションをご利用いただけます。Red Hat Subscription Management (RHSM) でシステムを登録する方法は、Using and Configuring Red Hat Subscription Manager を参照してください。RHSM を使用して Red Hat Software Collections を有効にする方法は、「Red Hat Subscription Management の使用」 を参照してください。
Red Hat Software Collections 2.2 以降、Red Hat Software Collections および Red Hat Developer Toolset のコンテンツは、(特に Server および Workstation 向けに) https://access.redhat.com/downloads にて ISO 形式でも提供されています。なお、「オプションチャンネルからのパッケージ」 に掲載されている Optional チャンネルを必要とするパッケージは、ISO イメージからはインストールできません。
注記
Optional チャンネルを必要とするパッケージは、ISO イメージからはインストールできません。Optional チャンネルの有効化を必要とするパッケージのリストは、「オプションチャンネルからのパッケージ」 で提供されています。
ベータコンテンツは ISO 形式では使用できません。

2.1.1. Red Hat Subscription Management の使用

システムが Red Hat Subscription Management に登録されている場合は、以下の手順を実施して、Red Hat Software Collections のリポジトリーへのアクセスを提供するサブスクリプションを割り当て、リポジトリーを有効にします。
  1. システムで利用可能なサブスクリプションの一覧を表示し、Red Hat Software Collections を提供するサブスクリプションのプール ID を判別します。これを行うには、root で次のコマンドを実行します。
    subscription-manager list --available
    このコマンドは、使用可能なサブスクリプションごとに、その名前、一意の識別子、有効期限、およびそれに関連するその他の詳細を表示します。プール ID は、Pool Id で始まる行に一覧表示されます。
  2. root で以下のコマンドを実行して、適切なサブスクリプションをシステムに割り当てます。
    subscription-manager attach --pool=pool_id
    pool_id を、直前のステップで確認したプール ID に置き換えます。システムに割り当てているサブスクリプションの一覧を随時確認するには、root で以下を入力します。
    subscription-manager list --consumed
  3. 利用可能な Yum list リポジトリーの一覧を表示して、リポジトリーメタデータを取得し、Red Hat Software Collections リポジトリーの正確な名前を決定します。root で以下のコマンドを実行します。
    subscription-manager repos --list
    または、yum repolist all を簡単なリストに対して実行します。
    リポジトリー名は、使用している Red Hat Enterprise Linux のバージョンによって異なり、以下のフォーマットに基づいています。
    rhel-variant-rhscl-6-rpms
    rhel-variant-rhscl-6-debug-rpms
    rhel-variant-rhscl-6-source-rpms
    
    rhel-server-rhscl-6-eus-rpms
    rhel-server-rhscl-6-eus-source-rpms
    rhel-server-rhscl-6-eus-debug-rpms
    
    rhel-variant-rhscl-7-rpms
    rhel-variant-rhscl-7-debug-rpms
    rhel-variant-rhscl-7-source-rpms
    
    rhel-server-rhscl-7-eus-rpms
    rhel-server-rhscl-7-eus-source-rpms
    rhel-server-rhscl-7-eus-debug-rpms>
    variant を、Red Hat Enterprise Linux システムのバリアント (つまり server または workstation に置き換えます。Red Hat Software Collections は、Client または ComputeNode バリアントではサポートされないことに注意してください。
  4. root で以下のコマンドを実行して、適切なリポジトリーを有効にします。
    subscription-manager repos --enable repository
サブスクリプションがシステムに割り当てられたら、「Red Hat Software Collections のインストール」の説明に従って Red Hat Software Collections をインストールできます。Red Hat Subscription Management を使用してシステムを登録し、サブスクリプションに関連付ける方法は、Using and Configuring Red Hat Subscription Manager を参照してください。
注記
RHN によるサブスクリプションは利用できなくなりました。RHSM への移行方法はhttps://access.redhat.com/products/red-hat-subscription-management/#migrationを参照してください。

2.1.2. オプションチャンネルからのパッケージ

Red Hat Software Collections 3.2 パッケージの中には、これらのパッケージの完全なインストールを完了するために、Optional チャンネルを有効にする必要があるものがあります。このチャンネルにシステムをサブスクライブする方法の詳細は、ナレッジベースの記事 https://access.redhat.com/solutions/392003 を参照してください。
Software Collections for Red Hat Enterprise Linux 6 のパッケージのうち、Optional チャンネルを有効にする必要があるものを以下の表に示します。

表2.1 Red Hat Enterprise Linux 6 のオプションチャンネルの有効化を必要とするパッケージ

Software Collection からのパッケージオプションチャンネルからの必須パッケージ
devtoolset-6-dyninst-testsuiteglibc-static
devtoolset-7-dyninst-testsuiteglibc-static
devtoolset-8-dyninst-testsuiteglibc-static
rh-git29-git-allcvsps, perl-Net-SMTP-SSL
rh-git29-git-cvscvsps
rh-git29-git-emailperl-Net-SMTP-SSL
rh-git29-perl-Git-SVNperl-YAML、subversion-perl
rh-mariadb101-boost-devellibicu-devel
rh-mariadb101-boost-exampleslibicu-devel
rh-mariadb101-boost-staticlibicu-devel
rh-mongodb32-boost-devellibicu-devel
rh-mongodb32-boost-exampleslibicu-devel
rh-mongodb32-boost-staticlibicu-devel
rh-mongodb32-yaml-cpp-devellibicu-devel
rh-mongodb34-boost-devellibicu-devel
rh-mongodb34-boost-exampleslibicu-devel
rh-mongodb34-boost-staticlibicu-devel
rh-mongodb34-yaml-cpp-devellibicu-devel
rh-php70-php-imaplibc-client
rh-php70-php-recoderecode
Red Hat Enterprise Linux 7 で Optional チャンネルを必要とする Software Collection パッケージを以下の表に示します。

表2.2 Red Hat Enterprise Linux 7 のオプションチャンネルの有効化を必要とするパッケージ

Software Collection からのパッケージオプションチャンネルからの必須パッケージ
devtoolset-7-dyninst-testsuiteglibc-static
devtoolset-7-gcc-plugin-devellibmpc-devel
devtoolset-8-dyninst-testsuiteglibc-static
devtoolset-8-gcc-plugin-devellibmpc-devel
httpd24-mod_ldapapr-util-ldap
rh-eclipse46ruby-doc
rh-eclipse46-eclipse-dltk-rubyruby-doc
rh-eclipse46-eclipse-dltk-sdkruby-doc
rh-eclipse46-eclipse-dltk-testsruby-doc
rh-eclipse46-icu4j-javadocjava-1.8.0-openjdk-javadoc
rh-eclipse46-stringtemplate-javadocjava-1.8.0-openjdk-javadoc
rh-git218-git-allcvsps, subversion-perl
rh-git218-git-cvscvsps
rh-git218-git-svnsubversion-perl
rh-git218-perl-Git-SVNsubversion-perl
rh-git29-git-allcvsps
rh-git29-git-cvscvsps
rh-git29-perl-Git-SVNsubversion-perl
なお、Optional チャネルのパッケージはサポートされていません。詳細は、ナレッジベースの記事 https://access.redhat.com/articles/1150793 を参照してください。