第1章 Red Hat Software Collections 3.0
本章では、Red Hat Software Collections 3.0 コンテンツセットの概要を提供します。コンポーネントのリストとその説明、このバージョンでの変更点のまとめ、関連する互換性情報の文書化、既知の問題のリストを提供します。
1.1. Red Hat Software Collections について
アプリケーションによっては、最新の新機能を使用するために、より新しいバージョンのソフトウェアコンポーネントが必要になることがあります。Red Hat Software Collectionsは、Red Hat が提供する動的プログラミング言語、データベースサーバー、および様々な関連パッケージのセットで、基本的な Red Hat Enterprise Linux システムに含まれる同等のバージョンよりも新しいもの、またはこのシステムで初めて利用可能なものです。
Red Hat Software Collections 3.0 は Red Hat Enterprise Linux 7 で利用可能であり、選択された新しいコンポーネントおよび以前にリリースされたコンポーネントは Red Hat Enterprise Linux 6 でも利用可能です。Red Hat Software Collections の一部として配布されているコンポーネントの完全なリストとその機能の簡単な概要については、「主な特長」 を参照してください。
Red Hat Software Collections では、Red Hat Enterprise Linux 6 または Red Hat Enterprise Linux 7 で提供されるデフォルトのシステムツールは置き換えられません。その代わりに、並列のツールセットが
/opt/ ディレクトリーにインストールされ、提供された scl ユーティリティーを使用してユーザーがアプリケーションごとにオプションで有効にできます。たとえば、Perl または PostgreSQL のデフォルトのバージョンは、ベース Red Hat Enterprise Linux システムが提供するバージョンのままになります。
すべての Red Hat Software Collections コンポーネントは、Red Hat Enterprise Linux サブスクリプション契約で完全にサポートされ、機能的に完全で、実稼働環境での使用を目的としています。重要なバグ修正とセキュリティーエラータは、Red Hat Enterprise Linux と同様に、各メジャーバージョンのリリースから少なくとも 2 年間は Red Hat Software Collections サブスクライバーに発行されます。各メジャーリリースストリームでは、選択したコンポーネントの各バージョンは後方互換性を維持します。個別コンポーネントのサポート期間の詳細は、Red Hat Software Collections Product Life Cycle を参照してください。
1.1.1. Red Hat Developer Toolset
Red Hat Developer Toolset は、個別の Software Collection として同梱される Red Hat Software Collections の一部です。Red Hat Developer Toolset の詳細は、Red Hat Developer Toolset Release NotesおよびRed Hat Developer Toolset User Guideを参照してください。