5.12. Red Hat Single Sign-On により収集された個人データ

デフォルトでは、Red Hat Single Sign-On は以下のデータを収集します。

  • ユーザーの電子メール、名字、姓など、基本的なユーザープロファイルデータ。
  • ソーシャルログインの使用時にソーシャルアカウントに使用する基本的なユーザープロファイルデータとソーシャルアカウントへの参照。
  • IP アドレス、オペレーティングシステム名、ブラウザー名など、監査およびセキュリティー上の目的で収集されるデバイス情報

Red Hat Single Sign-On で収集される情報は、非常にカスタマイズ可能になりました。カスタマイズを行う際には、以下のガイドラインが適用されます。

  • 登録フォームやアカウントフォームには、誕生日、性別、国籍などのカスタムフィールドを含めることができます。管理者は Red Hat Single Sign-On を設定して、LDAP などのソーシャルプロバイダーまたはユーザーストレージプロバイダーからデータを取得できます。
  • Red Hat Single Sign-On は、パスワード、OTP コード、WebAuthn 公開鍵などのユーザーの認証情報を収集します。この情報は暗号化されてデータベースに保存されるため、Red Hat Single Sign-On の管理者には表示されないことがありません。それぞれの種類の認証情報には、パスワードのハッシュに使用されるアルゴリズムやパスワードのハッシュ化に使用されるハッシュ反復数など、管理者が見直す可能性がある、自信的なメタデータを含めることができます。
  • 認可サービスおよび UMA サポートを有効にすると、Red Hat Single Sign-On は、特定のユーザーが所有者であるオブジェクトに関する情報を保持できます。