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16.2. 管理エンドポイントおよび管理コンソール
Red Hat Single Sign-On はデフォルトで、管理 REST API と Web コンソールを、管理者以外のユーザーが使用するのと同じポートに公開します。外部アクセスが必要なければ、管理エンドポイントを外部に公開できません。管理エンドポイントを外部に公開する必要がある場合は、Red Hat Single Sign-On で直接公開するか、またはプロキシーを使用できます。
プロキシーを使用してエンドポイントを公開するには、プロキシーのドキュメントを参照してください。/auth/admin
エンドポイントへの要求に対するアクセスを制御する必要があります。
エンドポイントを直接公開するには、Red Hat Single Sign-On で 2 つのオプション (IP 制限およびポートの分離) を利用できます。
Red Hat Single Sign-On のフロントエンド URL で管理コンソールにアクセスできない場合は、デフォルトのホスト名プロバイダーに固定管理 URL を設定します。
16.2.1. IP の制限
/auth/admin
へのアクセスは、特定の IP アドレスのみに制限できます。たとえば、/auth/admin
へのアクセスを、10.0.0.1
から 10.0.0.255
の範囲の IP アドレスに制限します。
<subsystem xmlns="urn:jboss:domain:undertow:12.0"> ... <server name="default-server"> ... <host name="default-host" alias="localhost"> ... <filter-ref name="ipAccess"/> </host> </server> <filters> <expression-filter name="ipAccess" expression="path-prefix('/auth/admin') -> ip-access-control(acl={'10.0.0.0/24 allow'})"/> </filters> ... </subsystem>
これらの CLI コマンドを使用して、特定の IP アドレスへのアクセスを制限することもできます。
/subsystem=undertow/configuration=filter/expression-filter=ipAccess:add(,expression="path-prefix[/auth/admin] -> ip-access-control(acl={'10.0.0.0/24 allow'})") /subsystem=undertow/server=default-server/host=default-host/filter-ref=ipAccess:add()
プロキシーを使用する IP 制限は、Red Hat Single Sign-On がプロキシー IP アドレスではなくクライアント IP アドレスを受け取るようにプロキシーを設定します。