第20章 管理 CLI
前述の章では、Red Hat Single Sign-On 管理コンソールを使用して管理タスクを実行する方法を説明しました。また、管理 CLI コマンドラインツールを使用して、コマンドラインインターフェース (CLI) からこれらのタスクを実行することもできます。
20.1. 管理 CLI のインストール
管理 CLI は、Red Hat Single Sign-On Server ディストリビューション内にパッケージ化されます。bin
ディレクトリー内に実行スクリプトを見つけることができます。
Linux スクリプトは kcadm.sh
と呼ばれ、Windows のスクリプトは kcadm.bat
と呼ばれます。
Red Hat Single Sign-On サーバーディレクトリーを PATH
に追加し、ファイルシステム上の任意の場所からクライアントを使用できます。
たとえば、以下のようになります。
- Linux:
$ export PATH=$PATH:$KEYCLOAK_HOME/bin $ kcadm.sh
- Windows:
c:\> set PATH=%PATH%;%KEYCLOAK_HOME%\bin c:\> kcadm
Red Hat Single Sign-On Server ディストリビューションを抽出したパスに KEYCLOAK_HOME
環境変数 (env) 変数が設定されていることを前提とします。
注記
繰り返し実行しないように、本書の残りの部分では、CLI の相違点が kcadm
コマンド名ではなく、Windows の例のみが説明されています。