5.3. ワークフローの例: 認証に Red Hat Single Sign-On を使用するように OpenShift 3.11 を設定
OpenShift 3.11 を、OpenShift の承認ゲートウェイとして Red Hat Single Sign-On デプロイメントを使用するように設定します。これは、Red Hat Single Sign-On が OpenShift にデプロイされた 「ワークフローの例: Red Hat Single Sign-On for OpenShift イメージの準備とデプロイ」 に続きます。
この例では、OpenShift Container Platform クラスターのインストール 時に設定された ID プロバイダー とともに認証方法として Red Hat Single Sign-On を追加します。設定が完了すると、ユーザーが OpenShift Web コンソールにログインできるように Red Hat Single Sign-On メソッドも (設定されたアイデンティティープロバイダーとともに) 利用できます。
5.3.1. Red Hat Single Sign-On の認証情報の設定
Red Hat Single Sign-On デプロイメント時に作成された 管理者アカウント を使用して、https://secure-sso-sso-app-demo.openshift32.example.com/auth/admin で暗号化された Red Hat Single Sign-On Web サーバーにログインします。
レルムの作成
- カーソルをサイドバーの上部にあるレルム名前空間 (デフォルトは Master) の上に置き、Add Realm をクリックします。
- レルム名 (この例では OpenShiftを使用) を入力し、Create をクリックします。
ユーザーの作成
Red Hat Single Sign-On が有効な OpenShift ログインを実証するのに使用できるテストユーザーを作成します。
- Manage サイドバーで Users をクリックし、レルムのユーザー情報を表示します。
- Add User をクリックします。
- 有効な ユーザー名 (この例では testuser を使用し) と任意の追加情報を入力し、Save をクリックします。
ユーザー設定を編集します。
- ユーザー空間の Credentials タブをクリックし、ユーザーのパスワードを入力します。
- Temporary Password オプションを Off に設定して、後でパスワードの変更を要求しないようにし、Reset Password をクリックしてユーザーパスワードを設定します。ポップアップウィンドウに追加の確認を求めるプロンプトが表示されます。
OpenID-Connect クライアントの作成および設定
詳細は、『Red Hat Single Sign-On サーバー管理ガイド』の「クライアントの管理」の章を参照してください。
- Manage サイドバーで Clients をクリックし、Create をクリックします。
- Client ID を入力します。この例では openshift-demo を使用します。
- ドロップダウンメニューから クライアントプロトコル を選択し (この例では openid-connectを使用)、Save をクリックします。openshift-demo クライアントの Settings ページに移動します。
- Access Type ドロップダウンメニューから、confidential を選択します。これは、サーバー側のアプリケーションのアクセスタイプです。
- Valid Redirect URIs ダイアログで、OpenShift Web コンソールの URI (この例では https://openshift.example.com:8443/*) を入力します。
次のセクションで、OpenShift マスターで OpenID-Connect を設定するには、クライアント シークレット が必要です。Credentials タブの下にコピーできます。この例では、シークレットは <7b0384a2-b832-16c5-9d73-2957842e89h7> です。