4.2. Red Hat Single Sign-On サーバーのホスト名のカスタマイズ。
ホスト名 SPI では、Red Hat Single Sign-On サーバーのホスト名を設定するための柔軟な方法が導入されました。デフォルトのホスト名プロバイダーの 1 つが デフォルト
です。このプロバイダーは、現在は非推奨となった元の リクエスト
プロバイダーよりも強化された機能を提供します。追加の設定がないと、要求ヘッダーを使用して元の 要求
プロバイダーと同様にホスト名を判別します。
デフォルト
プロバイダーの設定オプションは、『サーバーのインストールおよび設定ガイド』を参照してください。frontendUrl
オプションは、SSO_FRONTEND_URL
環境変数で設定できます。
後方互換性を確保するために、SSO_HOSTNAME
も設定されている場合は SSO_FRONTEND_URL
設定は無視されます。
ホスト名プロバイダーの別のオプションも 修正され
、固定ホスト名の設定が可能になります。後者では、有効なホスト名のみを使用でき、内部アプリケーションが代替 URL を使用して Red Hat Single Sign-On サーバーを呼び出すことができます。
以下のコマンドを実行して、Red Hat Single Sign-On サーバーの 固定
ホスト名 SPI プロバイダーを設定します。
SSO_HOSTNAME 環境変数を Red Hat Single Sign-On サーバーの必要なホスト名に設定して、Red Hat Single Sign-On for OpenShift イメージをデプロイします。
$ oc new-app --template=sso74-x509-https \ -p SSO_HOSTNAME="rh-sso-server.openshift.example.com"
Red Hat Single Sign-On サービスのルート名を特定します。
$ oc get routes NAME HOST/PORT sso sso-sso-app-demo.openshift.example.com
上記の SSO_HOSTNAME 環境変数の値として指定されたホスト名に一致するように
host:
フィールドを変更します。注記必要に応じて、以下のコマンドで
rh-sso-server.openshift.example.com
値を調整します。$ oc patch route/sso --type=json -p '[{"op": "replace", "path": "/spec/host", "value": "rh-sso-server.openshift.example.com"}]'
成功すると、直前のコマンドは以下の出力を返します。
route "sso" patched