4.6. Red Hat Single Sign-On イメージのデフォルト動作のカスタマイズ

TechPreview 機能の有効化やデバッグの有効化など、Red Hat Single Sign-On イメージのデフォルト動作を変更できます。本セクションでは、JAVA_OPTS_APPEND 変数を使用してこの変更を行う方法を説明します。

前提条件

この手順では、Red Hat Single Sign-On for OpenShift イメージが、以下のテンプレートのいずれかを使用してデプロイされている ことを前提としています。

  • sso74-postgresql
  • sso74-postgresql-persistent
  • sso74-x509-postgresql-persistent

手順

OpenShift Web コンソールまたは CLI を使用してデフォルトの動作を変更できます。

OpenShift Web コンソールを使用する場合は、JAVA_OPTS_APPEND 変数を sso デプロイメント設定に追加します。たとえば、TechPreview 機能を有効にするには、変数を以下のように設定します。

JAVA_OPTS_APPEND="-Dkeycloak.profile=preview"

CLI を使用する場合は、以下のコマンドを使用して、「前提条件」に記載されているテンプレートを使用して Red Hat Single Sign-On Pod がデプロイされた場合に TechPreview 機能を有効にします。

  1. Red Hat Single Sign-On Pod を縮小します。

    $ oc get dc -o name
    deploymentconfig/sso
    deploymentconfig/sso-postgresql
    
    $ oc scale --replicas=0 dc sso
    deploymentconfig "sso" scaled
    注記

    上記のコマンドでは、PostgreSQL テンプレートを使用して Red Hat Single Sign-On for OpenShift イメージをデプロイするため、sso-postgresql が表示されます。

  2. デプロイメント設定を編集して JAVA_OPTS_APPEND 変数を設定します。たとえば、TechPreview 機能を有効にするには、変数を以下のように設定します。

    oc env dc/sso -e "JAVA_OPTS_APPEND=-Dkeycloak.profile=preview"
  3. Red Hat Single Sign-On Pod を拡大します。

    $ oc scale --replicas=1 dc sso
    deploymentconfig "sso" scaled
  4. 選択した TechPreview 機能をテストします。