14.8. Amazon Web Service EC2 環境向け finish テンプレートの設定

Amazon EC2 環境で Red Hat Enterprise Linux インスタンスをプロビジョニングする間、Red Hat Satellite の finish テンプレートを使用できます。

SSH で finish テンプレートを使用する場合は、Satellite は EC2 環境内に存在して、適切なセキュリティーグループに存在する必要があります。現在、Satellite は Capsule Server を使用しないで直接 SSH finish プロビジョニングを実行します。Satellite Server が EC2 内にない場合、EC2 仮想マシンは到達可能な必要な外部 IP ではなく内部 IP を報告します。

Amazon EC2 向けの finish テンプレートを設定するには、以下の手順を実行します。

  1. Red Hat Satellite Web UI で、ホスト > プロビジョニングテンプレート に移動します。
  2. プロビジョニングテンプレート ページの検索フィールドに Kickstart default finish を入力し、検索 をクリックします。
  3. Kickstart default finish テンプレートで、クローン を選択します。
  4. 名前 フィールドに、テンプレート向けに独自の名前を入力します。
  5. テンプレートで、subscription-manager register コマンドおよび yum コマンド以外の root 権限が必要な各コマンドを sudo で指定します。または、以下の行を追加してテンプレート全体を sudo ユーザーとして実行します。

    sudo -s << EOS
    _Template_ _Body_
    EOS
  6. 関連付け タブをクリックし、使用する Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステムとテンプレートを関連付けします。
  7. ロケーション タブをクリックして、ホストがある場所を追加します。
  8. 組織 タブをクリックして、ホストが属する組織を追加します。
  9. 必要なカスタマイズまたは変更を追加したら、送信 をクリックしてテンプレート保存します。
  10. ホスト > オペレーティングシステム に移動し、ホスト用に必要なオペレーティングシステムを選択します。
  11. テンプレート タブをクリックし、finish テンプレート リストから、finish テンプレートを選択します。
  12. ホスト > ホストの作成 に移動し、作成するホストの情報を入力します。
  13. パラメーター タブをクリックし、ホストパラメーター に移動します。
  14. ホストパラメーター で、パラメーターの追加 ボタンを 3 回クリックし、新しいパラメーターフィールドを 3 つ追加します。以下の 3 つのパラメーターを追加します。

    1. 名前 フィールドで、remote_execution_ssh_keys を入力します。対応する フィールドで、cat /usr/share/foreman-proxy/.ssh/id_rsa_foreman_proxy.pub の出力を入力します。
    2. 名前 フィールドで、remote_execution_ssh_user を入力します。対応する フィールドで、ec2-user を入力します。
    3. 名前 フィールドで、activation_keys を入力します。対応する フィールドで、アクティベーションキーを入力します。
  15. 送信 をクリックして変更を保存します。