3.3. OAuth 認証の概要

Basic 認証の代わりに、制限のある OAuth 1.0 認証をサポートしています。これは、プロトコルのバージョン 1.0a の 1-legged OAuth と呼ばれることもあります。

OAuth の設定を確認するには、Satellite Web UI で 管理 > 設定 > 認証 に移動します。OAuth コンシューマーキー は全 OAuth クライアントが使用するトークンです。

Satellite は、OAuth 設定を /etc/foreman/settings.yaml ファイルに保存します。Satellite はアップグレード時にこのファイルへの手動の変更を上書きするので、これらの設定を行うには、satellite-installer スクリプトを使用します。

3.3.1. OAuth の認証

OAuth 設定を変更するには、必要なオプションを指定して satellite-installer を入力します。以下のコマンドを入力して、OAuth 関連のインストーラーオプションすべてを表示します。

# satellite-installer --full-help | grep oauth

OAuth のマッピングの有効化

デフォルトでは、Satellite は、ビルトインの匿名 API 管理者アカウントで、全 OAuth API 要求を認可します。そのため、API 応答には全 Satellite データが含まれます。ただし、要求を行う Foreman ユーザーを指定して、そのユーザーに対するデータへのアクセスを制限することも可能です。

OAuth ユーザーマッピングを有効にするには、以下のコマンドを入力します。

# satellite-installer --foreman-oauth-map-users true
重要

Satellite は OAuth 要求のヘッダーを署名しません。有効なコンシューマーキーのあるユーザーなら誰でも、Foreman ユーザーになりすますことができます。